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《リリア、シルバー、セベクの場合》
ラギー「A、ちょっと買い出しに行って来るッスからね。ちゃんと寝るんスよ。」
『はぁ〜い……』
ラー君はサムさんの購買に買い物に行くと言って、ボクの頭を優しく撫でて部屋を出ていった。急に1人になってなんだか寂しい。
熱があるから余計心細いのかな……。
リリア「なんじゃ?寂しいなら儂が傍にいてやろうか?」
『にゃっ?!り、りあ先輩…?』
リリア「クフフ…その驚きよう。中々面白いぞ。」
シルバー「俺もいるぞ。大丈夫かA?」
セベク「天使様ッ!!ご容態は如何ですか??!!」
『うにゃあ〜っ!うるさい〜!』
セベク「ああ天使様ッ!!おいシルバー!!天使様にご迷惑をお掛けするな!!」
「「いやお前だよ。」」
リリア先輩にも指摘されてハッ!と口を閉じたセベク君。うん少し黙ってて。
『……リリア先輩何処から入ったんですか?』
リリア「どこって…窓からじゃが?」
あ、換気して開けてた窓からか。
リリア「……ふむ、まだ熱はあるようじゃな。今は無理せずゆっくり休むといい。」
リリア先輩はボクの瞼に掌を当てた。
じんわり温かくて次第にふわふわしてくる……。
リリア「……良き夢を。」
ボクの意識はその声と一緒に、トポン…と暗闇に落ちていった。
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《マレウス・ドラコニアの場合》
マレウス「…………A。」
『……すー……』
マレウス「寝てる、か……。ふむ、熱も引いている。リリアが何やら術をかけたか。」
『んにゃ……』
マレウス「まるで眠り姫のようだな。
……A知っているか?
彼の茨の魔女は、一国の姫君に
《16歳の誕生日の日没までに、糸車に指を刺され死の眠りにつく》という呪いをかけた。
【真実の愛のキス】でしか解くことのできない呪い。
今のお前はまるでその呪いをかけられた姫君だ。
………このまま…、僕がお前にその呪いをかけてしまえば、お前は僕のモノになるのか?」
『……んぅ〜……』
マレウス「……いや、やめておこう。もし僕が口付けをしてお前が目覚めなければ、【真実の愛】ではないと見せしめられてるようだからな。
……A、お前はいつものように穢れもない笑顔を僕に見せてくれ。
この僕に怖れず純粋に接してくれるのはAだけだ。」
──いつか……僕と一緒に………
『…………んにゃ…不思議な夢…』
起きたら熱が下がってました。
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ミヤビ(プロフ) - 神蘿さん» リクエストありがとうございます!イベントストーリーは順次UP致しますので今暫く御待ちください! (2020年11月26日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
神蘿 - リクエストです! ゴーストマリッジ、スケアリーモンスターズの小説をお願いします。これからも更新頑張ってくださいm(_ _)m (2020年11月16日 20時) (レス) id: 7e47203457 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 黒猫さん» ご感想ありがとうございます!沢山笑っていただけてとても嬉しいです。これからも頑張ります! (2020年9月16日 22時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - とびちれwwwwwレオナさんドアの開け方ww笑いが止まりませんw更新まってますっ! (2020年9月7日 0時) (レス) id: 92bf4c121b (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - 誓雨さん» ご感想ありがとうございます!『あつまれ』の反対は何だろう?と自分なりに考えた結果、『とびちれ』になってしまいましたww笑っていただけて嬉しいかぎりです!ありがとうございました! (2020年6月17日 12時) (レス) id: 1bc8c891e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミヤビ | 作成日時:2020年6月13日 1時