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ヴァギー「皆、Aも休みたいだろうしこの辺にしよう。」
ハスク「そうだな。…ボス、程々にしろよ。」
アラ「信用がないですねぇ〜。」
チャ「じゃあまたねA。ゆっくり休んで。」
『あぁ…。ありがとうな。』
ヴァギーが皆を連れて部屋を後にした。
急に静かになった空間が妙に寂しく、起こしていた体を再びベッドに沈める。
すると体に重みを感じて少し視線を下にずらすと、アラスターが俺の左胸に顔を寄せていた。
『何してんの。』
アラ「………ちゃんと動いてる。」
『じゃなかったら会話もできねぇだろ。』
アラ「ちゃんと……、聞こえます…。」
『………アル？』
アラ「ちゃんと……、貴方が…此処にいる…、」
『………ごめんな…。』
消え入るような声で呟くアラスター。
その姿に罪悪感を抱き、ふわふわの髪を優しく撫でる。
俺が眠ってる間、寂しい思いをさせちまってたんだな。
今思えば俺が目を覚ますことができたのってアラスターのお蔭なんだよな。
あの時、コイツがいなかったらきっと……、俺はずっとあの甘い夢に浸っていただろう。
『……アル。』
アラ「何ですか？」
『…俺を見つけてくれて…、ありがとう。』
アラ「！！………フフッ♪何ですかそれ。」
『ハハハハッ！………っいてて、』
アラ「何をしてるんですか全く…。」
アラスターにつられて笑うと胸部がズキッと痛む。
呆れたように息をついたアラスターは俺の上から退き、胸を擦ってくれる。
上級悪魔達を虐殺放送してた奴だとは思えない優しい手付きで、少しずつ痛みが和らいでいく。
アラ「お腹が空きましたね。高級鹿肉でも焼きましょうか♪」
『お前…、俺が飯食えねぇのをわかってて言ってんのか？』
アラ「ワタシがそんな意地悪をするとでも？」
『思ってる。』
俺にキスをしたアラスターはニマ〜ッと嗤いながら指を鳴らして霜降りの鹿肉を見せつけてきやがる。
胃がねぇから腹も空かねぇけど、味は勿論憶えてっからちょっと憎たらしい。
『別室で食えよ。』
アラ「何を仰いますか！一緒にディナーを楽しむに決まってるでしょう！」
『テメェは悪魔か。』
アラ「えぇ、悪魔ですよ♪貴方もね♪」
『F○ck！！！』
そういう意味じゃねぇよ！と中指を立てればクスリと嗤って寝室から出て行ったアラスター。
やっぱりチェンジすべきだったかと後悔しながら目を閉じた。
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梅干し太郎 - ちょっと待って無理ぃ……！早く思い出してぇ……！！ここのアラスター好き過ぎてアラスター愛で溺れ死にそう……無理せず頑張ってください…！ (4月7日 13時) (
レス) @page21 id: 2daaea741e (このIDを非表示/違反報告)
ミカン酢(プロフ) - おわぁぁ見てて切ないぃ…早く起きてくれ主人公ｯｯｯｯ…！！(いや起きなくてもそれはそれで私得ｹﾞﾌﾝｺﾞﾎﾝ) (4月5日 21時) (レス) @page19 id: 2477d4d58e (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - 完全に倒すこともできず、何ともないように武器と鎖突き返され余裕を見せる攻め主に悔しさが滲み出るリュート、いいですね。 (4月3日 22時) (レス) @page10 id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - ルシファー様が来ただけでも心強いのに更にそこに愛犬達や新しい家族となる愛犬も加わって形勢大逆転になるなんて最高では！？ここでルシファーも混じってアダムにぶちかまして欲しいですね！（にぎり拳） (4月3日 21時) (レス) @page8 id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - もう最終章ですね、、終わっちゃうの寂しいけど更新頑張ってください！！応援してます！！！ (4月3日 0時) (レス) @page4 id: 8c0f29c46d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2024年4月2日 8時
