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チャ「ハスクは…、知ってたの？」
ハスク「昔コイツが荒れてた頃にな。
あの時は酒の力もあったから話せただろうが…、」
『……、』
エン「なぁA！一体何があったんだよ？！
アンタみたいな奴があんなになるなんて普通じゃないって！」
チャ「お願いAっ！私達は少しでも貴方の役に立ちたいの！
とてもツライことかもしれないけど、貴方に何があったのか知りたい！」
『……、』
チャーリーとエンジェルに詰め寄られ、少しだけ考える。
ハスクの言う通り、アイツと接触した時点で隠すことは無理だろう。
それにもしアイツが何か企んでても、何も知らないよりは対策はし易いかもしれない。
俺はハズビンホテルの警備員…、コイツ等を守らなきゃならない。
上体を起こし、ソファに座り直す。
深呼吸を繰り返すと、隣に座ったアラスターが手を握ってくれる。
それだけで凄く安心した。
『………気分の良いものじゃねぇ。それでも知りたいか？』
チャ「…勿論よ。」
『………わかった。』
俺は目を閉じ…、記憶を掘り起こす。
──これは、俺が殺人鬼になるまでの話……、
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──俺は、物心ついた時から孤児院にいた。
孤児院の創設者であるブリーダムという老夫婦は、孤児院に捨てられていた赤ん坊の俺を拾い、本当の息子のように育ててくれたそうだ。
夫妻は若い頃から子供にも恵まれず、せめて身寄りの無い子どもの為にと孤児院を設立したらしい。
当時他に孤児はおらず俺だけだった。
夫妻の愛を一心に受け、何不自由なく育った。
「A…、Aは何処だい？」
『此処だよ爺ちゃん！』
「あぁいたいた。またその絵本を読んでいたのかい？」
『うん！だって犬が出てくるんだ！』
「Aは本当に犬が好きなんだね。」
『大好き！猫も好きだけど、僕は犬が一番大好き！』
「そうかそうか…、さぁ、婆さんがお前の為にケーキを焼いたんだ。皆で食べよう。」
『うん！』
その日は俺の７歳の誕生日。
爺ちゃんと婆ちゃんは俺のために毎年ケーキやプレゼントを用意してくれていた。
お気に入りの絵本も６歳の誕生日プレゼントだった。
毎日のように穴が開くんじゃないかというくらいに何度も何度も読み直した、大好きな絵本。
少年と愛犬が冒険に出る話だ。
旅先でいろんな出会いをし、危機が訪れたときにはお互いを助け合う……、そんなストーリーが俺にとって憧れだったんだ。
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ミカン酢(プロフ) - ほわぁぁぁあ遂にｯｯｯｯ…遂にｯｯｯｯ…（泣）1番見たかった展開きてもう感涙ですｯｯｯｯ (3月31日 1時) (
レス) @page46 id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - リュートが見てみたいです！無理でしたらすみません(＞人＜;) ミヤビさんの🚹🦌毎日楽しみにして読んでます！長文失礼いたしました！ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - 初コメ失礼します！リクエストでもし可能でしたら本編のほうでアダムが殺されて泣き叫ぶリュートに対して嫌味と意地悪な気持ちをこめて心にもないことを言い放つ攻め主をみてみたいです！そしてそんな攻め主に対して悲しみと憎しみと言い返せない悔しさを見せる→ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - うちのこきゃわさん» うちのこきゃわ様、コメントありがとうございます！彼はある意味良い仕事をしていたようで笑、今頃弄ばれてることでしょう (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - カモノハシさん» カモノハシ様、コメントありがとうございます！男主が推しであることやケニーに対して感情移入してくださりありがとうございます！カモノハシ様の鋏が汚れずに済んで良かったです笑 (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2024年3月15日 12時
