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細っこい体の癖に力が強いのはやはり上級悪魔だからなのか…、
痛みに堪えながら手を後ろに回して叩かれたところを擦った。
ロージー「貴方アラスターに告白されたんでしょ？！
だったら早く気持ちを返してあげなきゃ！！」
『き、気持ちって……、だから俺はアイツのことを友達だって思って……、』
ロージー「自分の気持ちに嘘をつくと後で後悔するわよ？！」
『は？嘘？』
俺がいつ嘘をついた？
ロージーの奴、何言ってやがる？
意味がわからずロージーを凝視すれば、額に手を当てて溜め息をつかれた。
え、何、俺なんか変なことしたか？
ロージー「アラスターはACEだったから仕方ないにしても……、貴方は一応彼より経験豊富なんだから自分の気持ちに気付かないと…。」
『何のことだよ。』
ロージー「そういうのは、自分自身で気付いてこそよ。
アラスターもきっとそれを望んでるわ。」
『………、』
ロージー「……さっ！そろそろ帰ったほうがいいんじゃないかしら？
エクスターミネーションは明日でしょ？
しっかり英気を養わないと！」
『………あぁ、そうだな。
世話になった、ロージー。』
ロージー「アラスターによろしくね♪」
ロージーは俺の手からティーカップを取りウィンクした。
俺もソファから立ち上がり玄関まで歩いてロージーに手を振る。
お淑やかに手を振り返す彼女に小さく笑い、ホテルへの帰路を辿る。
道中、ロージーに言われたことを思い出しながら……、グッと拳を握った。
『………アラスター…、』
あぁ、いつからだろうな…、
こればっかりは思い出せねぇ。
けど、いつも一番最初に思い浮かべるのはお前の姿だ。
俺がフェンリルの意思と戦ってる時に聞こえた皆の声…、
その中でも一番鮮明に聞こえたのが、ノイズ交じりの声だった。
俺は怖かったんだ。
もし、お前の"好意"の意味が違ったら……、二度と元には戻れねぇんじゃねぇかって……。
傷付けちまいそうで……、
壊しちまいそうで……、
失いそうで……、
怖くて堪らなかった…。
だから平静を装って逃げ続けた。
……でも、もう終わりにしよう。
俺は逃げねぇ…！
真っ向から行ってやる…！
『俺を本気にさせたテメェが悪いんだからな！
──ラジオデーモン！！』
"覚悟"を決めた俺は、気合いを入れるために両頬を思っきしぶっ叩き、【Hazbin Hotel】と掲げられた建物へと足早に歩いた。
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ミカン酢(プロフ) - ほわぁぁぁあ遂にｯｯｯｯ…遂にｯｯｯｯ…（泣）1番見たかった展開きてもう感涙ですｯｯｯｯ (3月31日 1時) (
レス) @page46 id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - リュートが見てみたいです！無理でしたらすみません(＞人＜;) ミヤビさんの🚹🦌毎日楽しみにして読んでます！長文失礼いたしました！ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - 初コメ失礼します！リクエストでもし可能でしたら本編のほうでアダムが殺されて泣き叫ぶリュートに対して嫌味と意地悪な気持ちをこめて心にもないことを言い放つ攻め主をみてみたいです！そしてそんな攻め主に対して悲しみと憎しみと言い返せない悔しさを見せる→ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - うちのこきゃわさん» うちのこきゃわ様、コメントありがとうございます！彼はある意味良い仕事をしていたようで笑、今頃弄ばれてることでしょう (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - カモノハシさん» カモノハシ様、コメントありがとうございます！男主が推しであることやケニーに対して感情移入してくださりありがとうございます！カモノハシ様の鋏が汚れずに済んで良かったです笑 (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2024年3月15日 12時
