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どうやらケニーの見た目を気に入ったらしいヴァレンティノはピンク色の煙を吹きかけ、後ろに控えていたスタッフに準備をするように指示を出す。
未だに状況を掴めてないケニーに、ニコッと笑ってやった。
『良かったなぁ！気に入られたみたいだぜ？』
「な、何をするつもりだ…？」
『ヴァル見りゃあわかんだろ。
──お前のAV撮影だよ！』
「なっ？！」
『前からガタイの良い奴の素人服従を撮りたかったんだと。
だからダチとして紹介してやったんだよ。
セ○クス好きなお前からしたら嬉しい話じゃねぇか！』
「────…っ、」
『あっ！それとこれ生配信な♪
これでお前も晴れてAV男優(ネコ)として有名人になるじゃねぇか！』
「ま、待ってくれAっ…！俺はお前と…！」
ヴァレ「オイA！！コイツのd○ckはどうした？！
まさか噛み千切ったのか？！」
『だって《服従モノ》っつーから無いほうが良いかと思ってよ。』
ヴァレ「このクソ野郎っ！！無きゃあ興奮しねぇだろ！！」
『いやぁ？四肢を切断したやつで興奮する奴もいるんだから需要はあるだろ〜？
それに服従つったらこんくらいしねぇとリアルじゃねぇ。』
ヴァレ「……そういうものか？」
『そ♪』
知らんけど。
取り敢えずヴァレンティノに適当にそれっぽい説明をしておく。
訝しげな顔をされたが、深く考えるのが面倒くさくなったようで「ま、いっか。」と煙を吹かす。
ヴァレンティノは準備OK。
あとは……、と腕につけた小さなモニターのスイッチを押す。
すると見慣れた四角い顔が映し出された。
『こっちはOKだ。配信スタートしてくれヴォクシー。』
《──ったく、急に連絡寄越したかと思えば巫山戯たクソ撮影に付き合わせるなんてな。》
『感謝してるぜヴォクシー。流石俺の友達♪
今度飯でも奢るよ♪』
《──フンッ！お前の通う店だったらお断りだ！
俺の行き着けでないとな。》
『うわっ、高くつきそう…。
ま、しょうがねぇか！』
《──言ったな？忘れるなよ！絶対だからな！！》
画面いっぱいにVoxの顔が映し出されたあとすぐに一方的に切られた。
俺は最後にもう一度ケニーの元に行き丸い耳を引っ張り上げ、ボソッと忠告しておく。
『──今後俺達の前に現れたら、これじゃあ済まねぇからな……、』
「──っ、」
『……じゃっ♪あとよろしく〜♪』
それだけを言い残し部屋を出る。
中で「Action♪」と聞こえた瞬間、ケニーの叫びがビルに木霊した。
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ミカン酢(プロフ) - ほわぁぁぁあ遂にｯｯｯｯ…遂にｯｯｯｯ…（泣）1番見たかった展開きてもう感涙ですｯｯｯｯ (3月31日 1時) (
レス) @page46 id: 33398c6647 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - リュートが見てみたいです！無理でしたらすみません(＞人＜;) ミヤビさんの🚹🦌毎日楽しみにして読んでます！長文失礼いたしました！ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
redapple(プロフ) - 初コメ失礼します！リクエストでもし可能でしたら本編のほうでアダムが殺されて泣き叫ぶリュートに対して嫌味と意地悪な気持ちをこめて心にもないことを言い放つ攻め主をみてみたいです！そしてそんな攻め主に対して悲しみと憎しみと言い返せない悔しさを見せる→ (3月29日 22時) (レス) id: eb8f244850 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - うちのこきゃわさん» うちのこきゃわ様、コメントありがとうございます！彼はある意味良い仕事をしていたようで笑、今頃弄ばれてることでしょう (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
ミヤビ(プロフ) - カモノハシさん» カモノハシ様、コメントありがとうございます！男主が推しであることやケニーに対して感情移入してくださりありがとうございます！カモノハシ様の鋏が汚れずに済んで良かったです笑 (3月23日 0時) (レス) id: 8b80540195 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2024年3月15日 12時
