27. ページ28
.
頭の可笑しい奴等の集まる国を治めていたとはいえ、ハートの女王も存外頭が可笑しい。
だって火曜日にハンバーグ食べちゃダメなんだよ？？意味わからないよね？？
食べ物くらい好きに食べさせてよ。
ハーツラビュルって悪くはないんだけどこういう変な法律に縛られてるからボクには向いてないんだよね〜。
リドル「いいかい君達。今日のパーティーには特別に僕が招待した他寮の生徒が来ている。
ハーツラビュル寮生らしく、礼儀と作法を心掛けるんだ。」
「「「はい、寮長！！！」」」
『サバナクローのA・アティロンですっ！！お邪魔してます！』
ボクが挨拶すると皆「ようこそ！」と受け入れてくれた。トレイ先輩がボクに、紅茶が入ったカップを渡して「どうぞ。特別ゲストさん。」と爽やかに笑った。
お礼を言ってカップを受け取ると、ふんわりと甘い匂いがする。苺の香りがするから苺ティーかな？？
リドル「クロッケー大会の前にまずは乾杯を。
ティーカップは行き渡ってるね？
………では、誰の誕生日でもない【なんでもない日】を祝して！乾杯！」
「「「「かんぱーいっ！！」」」」
皆一斉に乾杯してから、ボクは苺ティーが入ったカップに口を付けた。
甘い苺の味が広がって、後からハーブの香りが鼻を抜けていく。紅茶なんてあまり飲まないけど、こんなに美味しいんだ。
トレイ「A、よかったら苺タルトも食べてみてくれないか？」
『是非っ！！』
トレイ先輩は苺タルトの１切れをお皿に載せて持ってきてくれた。
待ちに待ったトレイ先輩の苺タルト！！今日のパーティーもこのタルトが目当てで参加したも同然！！
宝石みたいにキラキラ輝く苺にフォークを挿して口に運ぶ。
苺の甘酸っぱさと、タルト生地の香ばしさ、甘いカスタードクリーム……
『おいひぃ〜〜♡』
トレイ「はははっ！本当に美味しそうに食べてくれるな。」
『だって冗談抜きで美味しいんですもんっ！お店に売ってるケーキみたい！！』
トレイ「ま、一応ケーキ屋の息子だからな！まだまだあるから沢山食べるといい。」
『ありがとうございます！……あ、あと、もし余ったら持ち帰ってもいいですか？ラー君にも食べさせてあげたいので。』
トレイ「ラー君？？………あぁ、あのサバナクローの……勿論いいぞ。何だったら、２切れ取っておくぞ。」
『やったー！！トレイ先輩ありがとうございますー！！』
持ち帰り用に２切れ確保出来て喜んでたらトレイ先輩に頭を撫でられた。
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1376人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ツイステ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ヒナミ - この作品の続きを見たかったのに、パスワードがあって見れなくて泣きました😢 (4月24日 14時) (
レス) @page50 id: ab2a65a3b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - 公開ありがとうございます！待ってました！！🫶🫶 (11月13日 16時) (レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
柊?(プロフ) - 公開ありがとうございます…！！ (10月15日 16時) (レス) id: dc2716d56c (このIDを非表示/違反報告)
藍 (あお)(プロフ) - すみません🙇♀️本作品のパスワードってなんでしょうか？教えていただけたら幸いです☺️ (6月18日 23時) (レス) id: feb7c5e100 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 12時) (レス) @page9 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミヤビ
| 作成日時：2020年5月28日 15時
