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(ラギー side)
俺は好きなヤツ……Aに今さっき嘘をついた。
本当はとっくにレオナさんに昼飯は渡していたし、大食堂に帰ってきていた。
でも、Aの周りにはお騒がせ新入生達とハーツラビュルの奴等が囲んでいて、楽しそうで………俺の入る隙なんてなかった。
最近のAはあの魔法が使えない新入生をえらく心配してて気にかけている。
楽しそうに会話を弾ませてる姿に、俺は柄にもなく嫉妬して大食堂から出て少し距離を離してからAのスマホに電話を入れた。
レオナさんを理由に上手く中庭に呼び出してAと2人きりになる。
元々俺と昼飯食う約束してたんだし、これくらいの嘘は許されるッスよね？？
『……ラー君、聞いてる？？』
ラギー「えっ……あぁ〜…聞いてる聞いてる。」
……なんて考えてたら、Aが不機嫌気味に俺の顔を覗き込む。
マジで急に顔出してくるもんだからちょっと吃驚した。
ムスッとしたAの問いに適当に答えたら、訝しげな顔つきで俺を観察するかのようにジーっと見つめてくる。
『………じゃあボクが何言ってたかわかるよね。』
ラギー「……………………ルチウスのデブ猫。」
『そんな事一言も言ってないしやっぱり聞いてないじゃんっっ！！！ルチウスに謝ってっっ！！！』
『もうっ！』と頬を膨らませて俺を睨むAはちっっっっとも怖くなんかなくて寧ろメチャクチャ可愛い。
でもこのまま機嫌を損ねられたら暫く口を訊いてもらえなくなるから、軽く平謝りしてふわっふわの頭を撫でてやった。
膨れっ面で俺を睨んだままだけど、頭を撫でられるのは満更じゃないようで、ゴロゴロと喉を鳴らして段々目が細くなる。
ハイエナだってネコ科の近縁。
猫の喜ぶことはちゃーんと心得てるッスよ♪
もっと撫でてと言わんばかりに俺の手に擦りよるAがメチャクチャ可愛い……死ぬほど可愛い……。
ラギー「ほーれほれほれ！」
『ふにゃあぁ〜〜』
耳を揉みほぐしてやれば恍惚な顔で気持ち良さそうにゴロゴロと更に喉を鳴らした。
Aは耳をほぐされるのが好きッスからね。
暫く続けてたらすっかり蕩けた顔になって俺を見上げてくる。
潤んだ瞳…、
薄らと桃色に色づいた頬…、
ふっくらとした唇……
漂うフェロモンに俺も無意識に唾を飲み込んだ。
ラギー「…………A、」
『んにゃ……ラー君…？』
俺の気も知らないで……、そんな可愛い顔しないでほしいッス……。
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ヒナミ - この作品の続きを見たかったのに、パスワードがあって見れなくて泣きました😢 (4月24日 14時) (
レス) @page50 id: ab2a65a3b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーまん - 公開ありがとうございます！待ってました！！🫶🫶 (11月13日 16時) (レス) id: 0fb8342324 (このIDを非表示/違反報告)
柊?(プロフ) - 公開ありがとうございます…！！ (10月15日 16時) (レス) id: dc2716d56c (このIDを非表示/違反報告)
藍 (あお)(プロフ) - すみません🙇♀️本作品のパスワードってなんでしょうか？教えていただけたら幸いです☺️ (6月18日 23時) (レス) id: feb7c5e100 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月7日 12時) (レス) @page9 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミヤビ
| 作成日時：2020年5月28日 15時
