サバナクローの美猫さん

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エース「アンタは今朝の──…！」

グリム「オレ様達を騙して、バラに色を塗らせたヤツなんだゾ！」

ケイト「騙したなんて人聞き悪いなぁ。俺もやりたくてやったわけじゃないんだよ？
寮の決まりだから仕方なくやってるだけでぇ……」

デュース「めちゃくちゃ笑顔でしたけど……」

『ケイト先輩、トレイ先輩こんにちはー♪』

ケイト「Aちゃ〜ん♡今日も相変わらずヤバいくらい超絶可愛いね♡
ねねね、マジカメ撮ろうよ！ハイチーズ！！」

『返事する前に撮ってるじゃないですか〜』

ケイト「ごめんごめん、でもAちゃんと撮ったの上げるとメチャクチャいいね付くんだよね！──…ほら、早速１０件！！」

トレイ「ケイト、Aが困ってるだろ。」

『いえいえ全然大丈夫ですよ？』


「マジカメ映え〜」と言いながらスマホをいじるケイト先輩を苦笑しながら止めるトレイ先輩に、エース君達は「誰だ？」と彼を凝視した。


トレイ「俺はトレイ。トレイ・クローバー。
君達と同じ、ハーツラビュルの３年だ。」

ユウ「はじめまして、ユウです。」

トレイ「君はオンボロ──……ゴホン、使われてなかった寮の監督生に着任した新入生か。
ケイトから話は聞いてる。昨日はウチの寮の奴等が迷惑かけて悪かったな。」


トレイ先輩は眼鏡を指で押し上げて、ボクの隣に座った。
そこはラー君が座るようにとっておいたんだけど、まぁ長居はしないだろうからなにも言わない。

ケイト先輩もユウ君に興味津々で、アドレス交換しようと軽い感じで聞いてるが、ユウ君は今時珍しいスマホを持たない子だった。驚き。





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