軋む心5 (ページ28)

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到着！旅館！ページ28

さてと
まずは挨拶しなきゃ

貴『メイド長一緒に来て、仁科さんは合図の後みんなを連れてきて。』

メイド長「かしこまりました。…お嬢様足元お気をつけて。」

貴『ありがとう。』

ﾀｯﾀｯと駆け扉を開ける

女中「「お帰りなさいませ、お嬢様。」」

貴『ただいま。』

祖母「おかえりなさい、A。相変わらず可愛いわ。」

貴『もぉ、褒め上手なんだから！』

祖母「天使みたいよ。」

貴『私は…天使なんかじゃないよ。』

祖母「…！誰がなんと言おうと天使よ。天馬の娘とは思えないくらいだわ。」

貴『…ありがとう。』

祖母「それより関西弁はやめたの？」

貴『関西弁の方がええ？』

祖母「そんなことないわ、両方可愛いわ。」

貴『そういえばおじいちゃんは…もう来るね。』

祖父「おお、A帰ったのか？」

貴『ただいま、おじいちゃん。』

祖父「A元気にしとったか？もう怪我は大丈夫か？」

貴『もう、心配性なんだから…大丈夫だよ。また会えて嬉しい。』

祖父「わしもじゃよ…全く天馬は何をしとったんだ。」

貴『パパとは仲直りしたからそんなこと言わないでね、ね！お友達連れてきていい？』

祖母「そうよ、早く会いたいわ。」

貴『ありがとう！じゃあ呼ぶね。メイド長。』

メイド長「仰せのままに。」

続々と足音が聞こえる

祖母「お客様のお出迎えしっかりするのですよ！」

扉が開く

「「いらっしゃいませ。」」

驚くボーダー隊員達

祖母「ようこそいらっしゃいました、【宮本屋】の女将です。ゆっくり休んで下さい。」

貴『じゃあ女子部屋案内するから、けぃちゃんと原さんは男子部屋案内してあげて。』

けぃ「かしこまりました。では男性の皆さんこちらです。」

女子を3階へ連れていく

貴『ここの大広間で寝たりしてくれ。』

国近「ひろーい！」

貴『まずは風呂入ろうぜ。疲れたろ？露天風呂広いからみんなで温まると思うぞ。』

"賛成ー！"

貴『じゃあ行こうか。荷物持ったな？まずは露天風呂に案内するから迷子になるなよ？』

女子を引き連れて歩いていくと、暖簾のところで男子とバッタリ会う

貴『お前達も温まって来いよ？』

じゃあ、と言って暖簾をくぐる

そこには広い脱衣所がある
ひとつひとつに湯着や浴衣もある

流石うちのメイド並びに女中さん

貴『好きなところ使っていいからな。』

服を脱ぎ風呂に入る準備をする

貴『シャンプーとかも中にあるから着替えたやつから風呂入ってこい。』

ｶﾞﾗｯと扉を開ける