軋む心5 (ページ13)

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言い訳と恥じらいページ13

王子がニコニコとしながら話しかけてきた

王子「みやちゃん、聞いたよ？みずかみんぐ達のこと下の名前で呼んだんだってね。」

貴『そうだな。』

王子「ぼくの事も呼んでよ。」

貴『断る。』

犬飼「そんな堅いこと言わないでさ、呼んで？」

貴『テストしてないだろ。』

蔵内「じゃあそのテストをやったら呼んでくれるのか？」

貴『あの日限定。』

神田「じゃあどうしたら呼んでくれるんだ？」

貴『オレから1本模擬戦でとること。だが今から仕事するつもりだから今日はもうやらない。』

犬飼「そんなこと言わないでさ！」

貴『また今度な。まぁ、機会は作るから。』

蔵内「その機会っていつだ？」

貴『秘密。それじゃあオレは仕事してくる。』

4人にそう言い放ち仕事部屋に向かった

思いのほか仕事溜まってないな
沢村さんがきっとやってくれたんだろう
お礼しないと

確かここに蕪木製菓のお菓子があったはず…

あった！
これ持っていこう

お気に入りの琥珀糖を持って沢村さんに会いに行く

貴『失礼します、宮本です。』

沢村「あら、宮本ちゃん。どうしたの？」

貴『仕事たくさんやってくれたお礼です、良かったら食べて下さい。』

沢村「ありがとう！大切に食べるわ。」

貴『それでは失礼します。』

ﾋﾟｺﾝｯ

誰から…！
当真からだ！

そうだ
デートの約束してたんだ…！

当真デートの件だけどよ、明日の10時に宮本の家まで迎えに行くから

宮本わかった。

どうしよう、緊張する…！

服！
普通って新しいの買うかな
買った方がいいよね？

ここは新しい服買いに行くって体で国近とかに頼むか

…
国近「めずらしいね、みやちゃんの方からお洋服見ようなんて。」

貴『前に約束しただろ？服選んでくれって。』

人見「でも本当に頼むなんて思わなかったよ。」
加賀美「私は嬉しいよ！」
今「色々選んであげるから覚悟しなさい！」

貴『ありがとう。』

国近「にしても急にどうしたのー？まさか好きな人でも出来た！？」

貴『違う違う！ただ欲しいと思ったからだ！』

国近「そういうことにしておくね！じゃあ早速服を選びに行こう！」

こうしてオレ達は三門ショッピングモールへ向かうのであった