第七十四話 ページ30
『やっほー！莉犬だよー！こなー、物販どーだった？』
「なんだ莉犬か…」
『なんだって何さ！！折角俺がこーやって電話を…』
「はいはい、分かったから」
電話の相手はいつもよりもハイテンションな莉犬。
そう言えば、グッズを頼んで来たの、莉犬だっけ。色々大変な出来事があり過ぎて忘れてた。
『…で！俺が頼んだグッズ、全部買ってきてくれた？！』
「うんうん、買ってきてあげましたよ…ところで莉犬、なんか今日テンション高くない？」
『…………』
物販の日の出来事は話せば長くなるので、話題を出来るだけ逸らしてみせると、莉犬は少しだけ黙ってから喋り出した。
『ふふふ……それは……なんと〜？』
「…なに、変な溜め要らないから早く」
『もう！ちょっとは興味持ってよ！！』
今日の莉犬はめんどくさい日なのかな？
はいはい、と莉犬の怒りをあしらうと、莉犬は、びっくりしすぎて腰の骨折れても知らねーからな！、と怒り気味に言った。
そこまで重大発表なのか？
『なんと！俺は今！東京駅に居ます！この意味、分かるでしょっ！』
「…なんか嫌な予感がする」
『正解！今俺たちは、こなの家に行くのです！』
「はぁ？いやいやいや、行くのです！じゃないから！！なんの許可も取らずにそんな事ッ」
『ちゃんとDMはしましたー。こなが見てないだけですー』
急いでᵀᵂᴵᵀᵀᴱᴿを確認すると、莉犬から長文が一件。
うわ…マジで来てる…
「はぁ…まぁいっか…だってもう東京駅まで来てるんでしょ…？もう諦め…ん？あれ？さっきお前、俺たちって言わなかった？！」
『え？うん、当たり前じゃん。俺一人で東京駅なんか来ないよー、今日はすとぷりメンバーの集まりなんだからさ』
「いや、6人も家に来るの？！流石に一人暮らしの家にそれは…」
『じゃあこなは俺たちを野宿させる気なんだ…』
「そういう訳じゃ…ってえ？！泊まるの？！」
もう、本当にそういう事は私の返事を聞いてからにしてくれ…
重大発表っていうか、違う意味で腰の骨折れそうだわ…
『お願い！！布団が無かったら床でも何ならベランダでも寝るからさ！！一晩だけ！この身寄りのないすとろべりーぷりんすを泊めて下さい！』
「いや…てか、ホテルに泊まればいいのに…」
『出来るだけノーマネーで泊まりたいの！！』
「それが魂胆か…まぁ、いいよ、しょうがない…」
そうして、莉犬たちのお泊まり会が決定したのだった。はぁ…
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あ - 「つゆ知らず」ではなく「つい知らず」では？ (2019年11月23日 19時) (
レス) id: a5d39e3f52 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - 琴葉さん» コメントありがとうございます！！続き……どうなるんでしょうね！！(考えてない)後付けが得意なのでどうなるやらって感じですが、楽しみにして下さっている方がいるから頑張れるってやつです！私のモチベにも繋がるので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
琴葉 - 続きが楽しみすぎる…！ (2018年9月24日 19時) (レス) id: cc1af6d8b8 (このIDを非表示/違反報告)
お茶丸。(プロフ) - やさん» コメントありがとうございます！！いや、そんなこと言ってくださるとは…ありがとうございます！完結…今のところしそうにないですがいつかしなきゃならないんですよね…(-＿-)頑張ります、応援よろしくお願いします！！ (2018年6月30日 22時) (レス) id: 172c3d86d3 (このIDを非表示/違反報告)
や(プロフ) - はじめまして。夢主さんの自分らしくて可愛いところも、歌い手さん方の優しいところも全部全部ドツボの作品です、、！完結まで待ってます（＾_＾） (2018年6月30日 21時) (レス) id: 8d18ba62e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶丸。 | 作成日時：2017年12月26日 10時
