藤北協奏曲…利家とみつ？ ２

MJK？… ６８ ページ24

「おかえりー！…あーっ、さっきの人だ！えー女の子いるぅ！」
「ガヤさん、みつお帰りー！え、なになに女の子いるじゃん！って、ウッソ！みつそっくりじゃん！」
「わーホントだ！タマっ、この子キタミツに激似だよ！いらっしゃーい、オレ宮田と言いますぅ！」
「宮田距離近すぎ！お前のその姿じゃ二人とも怖がってるだろ！…あ、さっきはゴメンな、《お前誰だよ！？ 》っ失礼過ぎたわ、悪い！」
「こんちは！…わ、マジで似てる！まんま《ジョシみつ 》じゃん！めっちゃお可愛！」


控え室に連れてきた《利家とみつ姫》に、メンバーからの容赦ない歓迎の言葉が贈られるw

そして、全員が全員《ジョシマイ》コンプリートとなっていた

うわぁ！衣装合わせの時よりもさらに進化して、世にも奇妙な姿のヤツもいる、キッツー！

…二人、大丈夫か？
ドン引きじゃねえの？…て、チラッと二人の様子を伺うと、案の定利家は凍り付いたように固まってメンバーをガン見していた、

だけど、最初オレと北山の背後に隠れる様にしていたみつ姫は、タマを見つけるなり目を輝かせ、躊躇いもなくタマに近づいて行った

「ゆう姫、お会いできて嬉しゅうございます！」

えっっっ！？ゆ、ゆう姫っっ！？
どゆことどゆこと？って、北山に目で問いかけると、パチってウインクカマされた

あの色白で荒くれ武将全てを虜にした《ゆう姫》って、タマなのか！？うわーこわっ！

「え、あの…お、オレ？」
いきなりみつ姫に話し掛けられたタマ、本来の人見知りだから、ドキマギ感がパない

「はい！みつにございます！」
「み、みつ…さん？」
「ゆう姫、相変わらず《鼻》殿と仲良うされておられるのですね！何よりでございます、安心致しました」
「は、はあ…《鼻殿》ってもしかコイツ？」
「皆様、真にようお似合いでございます！ゆう姫、あの頃と同じ…ホントにお美しい…」
「ｲﾔｲﾔ美しいとか、マジか？」
「ねーあたしは？」
「……鼻殿は、…それなりでございます」
「なにそれー！w」
「ねね、じゃオレは？」「私よ私！」
「お前らといい加減にしとけって！」

この笑顔を見せられたら警戒心も無くなるわな…ってくらい、みつ姫は嬉しそうにメンバーに話しかけていた、なんだかタマもメンバーも《みつ姫マジック》にかかったみたいで、すぐにみつ姫はメンバーと打ち解けたように見えた

利家は一言、「ゆう姫、…相変わらず目を引くお方だ…」と言っただけで、それ以上関わろうとはしなかった、…まあムリないかw

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