One Kiss！！…５

チャラくNIGHT …１９２ ページ1

｢…たい、すけ…っ、…ﾝあ…ッ……てぇ…！｣
｢…めっちゃ…っ、アツくなってる……ココ？｣
｢んぁっ！…ダメ…って、も、ヤダ…ッ、苦し…｣

宏光を白いシーツにうつ伏せにさせて、後から宏光の背中に触れた…熱を持った皮膚が、掌に直にその熱さを伝えてくる


苦しさを伝えくる吐息が、２人だけの部屋に独特の雰囲気を作り始めた

あーコレは…痛いだろな…




もぉーε٩(๑＞ω＜)۶з


｢だからァ！ちゃんと日焼け止め塗らないと後がキツイって言ったのに、ぜんっぜんいうこと聞かないんだからっ！日焼けし過ぎて背中真っ赤じゃん！｣

｢だ、だってさ、タンク被ってたし大丈夫だって…ｲﾃﾃ……思ったんだって！｣
｢あんなの着てないのと一緒、イミ無いっしょ！塗ってあげるって言ったのに、ホントにもぉ…｣
｢…ゴメン…、…うーいてぇ…よぉ…｣

｢痛い？ひとまず冷やさないと…ちょっと待ってて｣
｢うん…｣

顔覗き込むと半べソかいてるからそれ以上何も言えなくて、シャワー後のまだしっとりしてる髪の毛を撫でて、とりあえず冷蔵庫に入ってた氷をビニール袋に入れて赤くなってる部分に当ててみた

｢どう？｣
｢…気持ちい…ﾊｱ……｣
｢ｸｽ、なら良かった…｣
｢ありがと…｣

肩から肩甲骨までが、まるでヤケドしたみたいに赤くなってて、見てるだけでもその火照りを感じさせる…砂浜ではしゃいでた昼間の宏光を思い出し苦笑いが浮かんだ

でも後ろからだとちょっとやりにくい…手も疲れるなぁ…なんかいい方法は…おお！そうだ

｢宏光、ちょっとカラダ移動するね……｣
｢ん？｣

背中に氷嚢代わりのビニール袋乗っけたまま、宏光の頭側に移動した

足投げ出して、膝の上にうつ伏せの宏光の頭乗っけると、距離も近くて氷嚢を背中に乗っけやすくなった…いわゆる膝枕ですが、なにか？

｢これなら楽ちんｗｗ｣
｢……｣
｢宏光の髪の毛…柔らかいね、この色ホントに似合ってる…｣

膝の上の柔らかい髪を撫でながら、タオルの上から乗せた氷嚢に手を添えて落っこちないように持っていた、けどソレは宏光の背中から伝わる熱で、暫くすると氷が溶けてくる

もうあんまり冷たくないかな…氷、まだあったよね…

｢宏光…氷、変えてくるから膝から降りて｣

キッチンに行こうとしたけど、なぜだか腰に宏光の手が回り動けない


｢宏光…ちょっとやりにくい…すぐ戻るから…｣
膝の上の頭をどかそうと手を添えた時


｢逃がさねぇ…｣

と、低い声がした

チャラくNIGHT？…１９３※→

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