the pink snow battle … 雪華CP

さくら風舞季…２７ ページ27

｢…ニカ、カノいたんだ……｣
｢ウッソ…ワンナイトじゃなくて？｣
｢ふっふーん｣

呆然の《千宮》ＶersuＳドヤァ！の《二階堂高嗣》

でも、オレの関心はソコでは無くて…

恐る恐る｢…コレ使ったらどうなんの？｣って聞くと、ニカは《おすまし顔》を見せてきた

｢うーん…ちょっとオトナな感じ？｣
｢オトナ？｣
イミフ…

｢た、例えば？｣

もはや修学旅行の夜の告白大会、先にチェリボ卒業したパイセンの武勇伝聞くアノ感じ

未知の世界へようこそ〜的な！

オレの質問にニカはちょっと考え込んでたけど、ほくそ笑むヒラメキ笑顔を浮かべた

｢んー、ミツ使ってみたらわかんじゃね？｣
｢つ、使うッ？｣

思いっきし声が裏返ってしまう、使うって…誰と？いや一人しかいないけど！

アセアセのオレの手のひらに、ニカが２粒入ったパッケージを乗せた

｢コレあげるよ、むふ、組長トロけさせてみたら？｣
｢と、トロけさす？太輔を？｣
｢そそ、メルティ♥えち！｣
｢…メルティ…えち……｣

｢味もしないし、飲みもんに混ぜても効き目変わんないから！｣

そうなの！？(⊙⊙)ｷﾗｰﾝ!

ってナニ使う気満々なんだオレはッ！
ハッと我に返って、オレはソレをニカに突き返した

｢要らねぇよッ！そんなモン｣
｢まあまあそう言わずに、遠慮しなくていいよ、オレとミツの仲だしｗ組長にもミツにも恩返ししたいし｣
｢恩返しって…オマエな｣

｢二人がいつまでもラブラブでいてくれんのがオレら嬉しいの！な、千賀も宮田も同じだよな！｣
｢うんうん｣
｢もちろんでやんす！｣

お前らを喜ばす為のラブラブなのか？
いやまぁそう思ってくれんのは嬉しいけど…

｢いつまでも組長と仲良くしてよ、はい、だからその為にコレは必要なの！持っといて！｣

｢そ、そうか…｣



………って結果、貰ってしまったのがこの《ラブ活サプリ》なワケで…

オレってバカなの？…あの後ソッコー引き出しの中にしまい込んでいた

でも使う！今日は使うから！
伴侶のプライドかけて！



｢なあニカ、アレさホントのとこどうなんの？気持ちかった？｣
｢へへ、実は知らないんだよな｣
｢はぁ？おま使ったって言ったじゃん！｣
｢うーん、でも試しにお一人様の時だからなぁ、お二人様の時はわかんねｗ…多分組長の方がどうなるか知ってんじゃね？｣
｢｢なんでっ！？｣｣


｢アレさぁ組長に取り入ろうとした店のオーナーがプレゼントしたんだよ、組長捨てろって言ったけど、こっそり貰っちった｣



早く言え…

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