さくら風舞季…23 ページ23
「宏光、オマエ…本宅がエライ騒ぎになってるぞ、姐さんが突然いなくなったって部屋済み達が血相変えて探し回ってるみたいだ、新手の敵対勢力に拉致られたんじゃないかってな」
「え、えええっ!?」
「とりあえず戻るぞ、どうやら松永が都内の組にお前を探せと指令を出したようだ、お前ケータイも置いてきたんだろ」
「…あ、そう、かも…」
あの時は夢遊病みたいに、ただ太輔に会わなきゃいけないってそれだけで出てきたから…
「二階堂も宏光連れてんの、誰にも報告してないよな?」
「してません…」
太輔はクスッと笑うと、オレとニカのアタマを軽くゲンコツで叩いた
「…ったく仕方ねぇな、松永にはもう連絡行ってるから騒ぎは収まるだろ、じゃな櫻子、オレ達帰るわ、梅さんごちそうさま」
「いいえいいえ、太輔坊っちゃま、またご伴侶様とご一緒にお越しくださいましね、お付の方も大歓迎ですよ!」
「ありがとう」
ばぁやさんにそう言って、オレの手を取り部屋を出ていく、二かも続いて出てきた
そのままドアを開けてくれて、後部座席に座る
…窓を開けると櫻子さんが腕組みしてオレ達を見ていた
「伴侶はなかなか骨のあるヤツだな、気に入った!太輔を頼む、ヘタレで骨が折れると思うがこの先も面倒見てやってくれ」
キタ━(゜∀゜)━!《骨フレーズ》!!
「うるせぇよ!二階堂、車出せ」
「は、はいっ!」
車は滑るように出ていく…
振り返ると櫻子さんは、まだそこに居た
なんなんだあのスタイル…尋常じゃ無いんだけど
ホント何回見ても釘付けになるほど…
「…あんま見んな…」
「え?」
「オレ以外見んな…」
隣でボソッと呟く太輔は、拗ねたような表情をして前を見ていた
なんかこゆとこ、高校の時と変わんねぇな…
きっと本質的太輔は出会った頃と変わらないんだ…オレへの気持ちも…そしてオレも…
なんでオレ、疑ったりしたんだろ…
今更ながら、どうしてあんな妄想に取り込まれたのか分かんない…伴侶としてまだまだだなぁオレ…
チラッと太輔を見ると、マトモに視線が絡まる
「な、なに見てんだよ?」
「ん、別に…」
そして伸ばされる手…触れる指先がそっとオレの指に絡まる…
「…隣にいろよ…」
返事の代わりに、オレも太輔の手をキュッと握った…
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GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» ありがとうございます!はい、ご期待に添える展開になればいいのですがwww、また感想などございましたらお待ちしていますー! (2017年5月27日 19時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - それなら安心しました(^^)私、北藤はどうも苦手なんですよね!?m(._.)m one Kissも続き楽しみに待っていますね!?(^^) (2017年5月27日 18時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» 《姫ガヤ》なんだけどキメる時は《雄ガヤ》です!裏的シーンをどのレベルまで入れるかはまだ思案中なのですが、宜しければ続き覗いて見てくださいね!コメ大感謝です! (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» こんにちは!コメありがとうございます、お返事遅くなりましてゴメンなさい!はい、なんとかどうにかオールupとなりました、おフザケも入れてしまったのですがちょこっとでも楽しんでいただけたなら何よりです!えーと《one Kiss》ですが、もちろん《藤北》でーすw (2017年5月27日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 久コメです。完結おめでとうございます!!小悪魔なミツが凄く可愛かったです(^^)one Kissも楽しみなんですけど、姫系なガヤでも、あくまでも、CPは藤北には変わりないんですよね!?m(._.)m (2017年5月27日 1時) (携帯から) (レス) id: 546aa22f8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2017年4月30日 23時