Serenade：１８ ページ19
｢そか、ミツ…まだ戻れる状況じゃないんだな…｣
仕事終わり…オレは渉の店でこんな風に時間を過ごすことが多くなった…
1人であの家にいるのが…堪らなく寂しかったから…でも、それは自業自得…
前は二階堂や千賀、宮田がいたけど、オレを気遣ってるのか、何も動かないオレに愛想を尽かしたたのか、最近は付いてくることは無くなった…
｢玉森の家にいるなら、オレも安心だから…｣
全てを知ったあの日…宏光は家を出ていった…
どうしてやればいいのか…何を言えばいいのかもわからなくて、…追いかけることも出来なくて、そのまま朝までリビングで過ごした
感情のままに抱こうとしたオレを、きっと…宏光は軽蔑してる…そう思うと、何も行動が取れなかった
次の日の早朝、玉森から連絡があった
｢…気持ちが落ち着くまで、ミツはウチで預かるよ、だから心配すんな…それとミツの荷物、今日オレが取りに行くから…｣
｢そか…なら頼む……宏光、どうしてる？｣
｢ん、振り出しに戻った感じ…かな、７年前…オマエと離れた日と同じ顔をしてる…｣
草��先生の《抜け殻》と言う表現が記憶に戻ってくる…
またアイツを《抜け殻》にしたのか…オレ…
何年経っても、進歩ねぇよな
その日の夜、玉森がミツの着替えやらを取りに来た、とりあえずスーツケースに入るだけ詰めて帰って行く…
｢悪いな…迷惑、かけて…｣
｢迷惑とかそれは無いけど…どうするつもりなんだオマエ…｣
｢…どうする…どうすればいいのかな…、マジで…わかんね…、オレのせいで宏光もっと傷つけちまった…カラダも心も……オレがアイツにしようとしたことは…あの日、あのクソ野郎達が宏光にしたことと変わらないんだよな……どんな理由つけてもソレはオレの身勝手…暴力で、アイツに言うこときかせようとしたんだ……ッ、サイテーだ…｣
振りほどかれた手…
泣き叫ぶ宏光…
オレを拒絶し、出ていった後ろ姿…
玉森を見送るために出た玄関で、オレは宏光に向けてしまった感情とその結果を受け止め切れず、そのままズルズル床にヘタリ込んでしまった
｢藤ヶ谷…｣
｢…上手く…いかねぇよな…こんなにも大切で…愛しいと思ってんのに…伝える方法が何一つ見つからねぇ…情ねぇなオレ…｣
頭を抱えて膝に目を落とす…
そのまま何も見ないように顔を埋めた…
｢そのバングル…お揃いか？｣
｢え…？｣
問われてオレは玉森の視線の先を見た…
｢…ミツも同じのしてる、切なそうにソレいつも撫でてるよ…｣
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GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» こんばんは！連コメありがとうございます！どうにかこうにか無理やりこじつけました！お目付け役の許可も出たので《姐さん》まっしぐらｗもはや元ネタ要素はどこに…ｗｗｗ宜しければ最後までお付き合い下さればと思います、コメ大感謝です！ (2017年4月10日 23時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
pochi(プロフ) - |д･) 今さらですが…元ネタ知らないです（笑）なのでいつも通り新しいお話として楽しんでます(*´艸`)移行!!いっくらでもしちゃってください!!! (2017年4月10日 0時) (レス) id: 346d44f458 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - pochiさん» こんばんは！連コメありがとうございます！ネタバレ続いておりますｗｗでも話数に収まるかめっちゃ不安…残り４話、ヤバいかもです！あーどうしよ焦焦、移行になったらゴメンなさい、そしてつまんなかったらもっとゴメンなさいです！コメ大感謝です！ (2017年4月9日 23時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
pochi(プロフ) - 連コメごめんなさい！Σ(ﾟ∀ﾟﾉ)ﾉこんなところで宏光の名前が…!まさか同じ世界世界の住人!?めっちゃ気になりますー!!! (2017年4月9日 18時) (レス) id: 346d44f458 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - こっちゃんさん» こんにちは！コメありがとうございます！あは、どうにか《first end》まで辿り着けましたｗｗココからちょこっとだけ《姐さん》への道を追加します、final endまで宜しければ覗いて見て下さると嬉しいです！コメ大感謝です！ (2017年4月9日 16時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2017年3月21日 16時
