検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:389,642 hit

46話 ページ49

「ミツ、おめでと!ハードル優勝してくれて良かったわ、今回ウチのクラス陸種ボロッボロだかんな!やー良かった」

「コレでとっつーが100M取ってくれたら得点まぁまぁいいんじゃね?」


午後イチの種目が終わって、オレは実行委員お手製の金メダルを貰ってブロックテントに帰ってきた

クラスメイトの手荒い歓迎を受けてると、横尾さんとタマが手招きして場所を開けてくれた

「お疲れ!」

そう言って、タマがアクエリ渡してくれた

「ありがと、タマ」

ってボトル受け取りながら、どうしても探してしまうその人、なぜだかココにはいなくて…

無意識にキョロ…と辺りに目を走らせると、その視線に気付いた横尾さんが「太輔なら、競技始まる前にどっか行ったぞ」て教えてくれた


「…あ、そか…なら」

オレのハードル見てないよな

…そう言いかけたオレの目にタマの寂しそうな表情が目に入った、全部見透かされてるようなその瞳…続きの言葉は喉の奥に押しとどめるしかなかった

つと、横尾さんの表情が変わる

視線の先にはコッチに歩いてくる藤ヶ谷がいた


「お、帰ってきた!…太輔、おまドコにいたんだよ」
「あ?屋上…日向ぼっこしてた、マジ眠ぃ…」

大アクビしながらテントに入って来ると、横尾さんの隣に座る

「屋上?…ははーん、だよな、上からの方がダレにも邪魔されずにハードル見えるもんな」
「は?見てねぇし」
「ミツ優勝だよ、Bブロ五ポイントげと!」
「フーン…2個目蹴っつまづきそうだっのに…」
「アレ?よく知ってんな?」

楽しそうな横尾さんのツッコミに、瞬間藤ヶ谷の表情が《しまった》に変わったのがわかった

見てたんだ、オレの競技…


チラッとオレを見て、ちょっと食い気味に

「るっせっ!おらバスケメンバー、体育館行くぞ!!」
って、なんだか焦ったみたいに立ち上がる


「バスケ連、勝てよな!」
「みんな、頑張ってね」
「クラス全員で応援行くから!」

ってクラスの面々、とりわけジョシから熱い視線とエールが送られる

立ち止まり、ふと振り返った藤ヶ谷


「優勝するから、絶対見に来い」



その視線がオレを捉えたように思えた


でも、きっと思い過ごし…

そんなコト、あるわけないから…


ジョシ達はそんな藤ヶ谷に、ため息混じりに(@♡▽♡@)なってて、素直なその反応がちょこっと羨ましかったり…なーんて…


そして、

『100M走、決勝です!』


のアナウンスが入り、オレ達《2ーB》は第三レーンの仲間に目を向けた

47話→←45話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (331 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
608人がお気に入り
設定タグ:藤ヶ谷太輔 , 北山宏光 , 藤北
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» 宜しければ最後まで見守って頂ければ嬉しいです!コメ大感謝です! (2018年4月9日 23時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - daimommさん» こんばんは!コメ有りのお知らせが来て、ビックリしましたーw再読ありがとうございます!なんか恥ずかしいw、設定がブレまくってるので、その辺は大目に見て下されば有難いですw恋蕾は、vol.5に入ることが決定でございます、相変わらず無駄エピ増えてますが (2018年4月9日 23時) (レス) id: 3b1ef006c1 (このIDを非表示/違反報告)
daimomm(プロフ) - こんにちは!恋蕾で胸がざわざわして落ち着かないので、二人の原点を再訪しました。二人の絆を再確認して、恋蕾で来るであろう衝撃(?)に備えようと思います!恋蕾がUpされるまでに読みきれるかな・・ (2018年4月9日 17時) (レス) id: 4014bb6c4e (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - さらさん» こんばんは!コメありがとうございます!藤北、どうにか仲直り?出来そうな予感w勘違い過ぎるみっくんに、太ちゃんどうやって気持ち伝えさせようか思案中です、ユルユル更新となっておりますが、どうぞ宜しくお願い致します!コメ大感謝です! (2016年12月3日 18時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
さら - ピュアな北山くんにキュンとします!でも違うよ、なんでそうなった!?って突っ込みたいくらいのすれ違い(困)辻褄が綺麗にあってしまう見事なすれ違い、というか勘違いに藤北ぁーーーってなってます。作者さんが大切にこのお話を進めているのを感じ、応援しています (2016年12月3日 12時) (レス) id: 711613c946 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2016年11月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。