l wish to be your only one …エピ４

ヒカル…２２※ ページ24

そう言ってキスをオネダリしてくる宏光…


もう少しで俺たちの二回目の《結婚記念日》

家族になって、同じ時間を過ごすウチにわかったコト…

宏光は《キスが大好き！》

本人もソレ認めてるww

「太輔と抱き合うのも嬉しいし好きだけど、一番気持ちいいのはキス…」

なんかツッコミたくなるコメントな気もするけど、たぶん…中学年の時の《あのコト》がまだ後を引いてるんだろうと思う…たぶんこの先も…

大分前…何かの時に

「…あの日キスだけはされなかったから…オレの初めてのキスは、太輔とだから…良かったって思う…」

ポツリとそう呟いた…

ケンカになっても、仲直りはいつもキスからで、…オレが雑誌やら本やらに夢中になって、放ったらかし状態になると、構って欲しくて隣に座ってほっぺにﾁｭ…てしてくるのも今では定番…


未だにソッチの誘いはオレからが多いけど、余程のコトが無ければ、いつも素直にカラダ預けてくれる…オレにとっては嬉しい大きな進歩！


ディビッドのコトや、セクハラ紛いの助教やら、宏光には邪な想いを募らせるヤツが多い…
だけど、寸でのトコロで最悪の状況は回避出来てるのが、オレ的には不幸中の幸いかな…

「太…輔……」

目の前で、切なげにオレを呼ぶ赤い唇…首に回される腕…噛みつく様にその唇を食べる…舌を絡ませ、吸い上げ…飲みきれず、零れる唾液を拭ってやりながら、オレはひろとのキスを貪った…

ソレに応えるように、頑なだったトコもオレの指を少しずつ受け入れ始めた…

「…上手……いいコだ、ひろ…ちゃんと柔らかくなってる…」

頭を撫でてやると、フフって愛らしい笑顔を浮かべてくる…

「太輔と早く繋がりたい…」
「まだムリかな…痛い思いさせたくないよ…」
「ん…ヤダ待てない…」
「あ、コラ…」

カラダ浮かせると、オレの昂りに手を添え、その部分に宛がうと、ゆっくりと自分から腰を落として繋がろうとしてきた…

「宏光、ムリして痛いコトしなくていいって…」

外そうとカラダ動かすと、しないでって風にオレにギュッて抱き付いてきた

「…もう大丈夫…ちゃんと出来る、太輔…好きだよ……来て、奥まで……」

熱に浮かされたようなその表情……オレの最後の理性をブッ壊していく

「バカ、煽りすぎって……キツかったら言えよ、すぐ止めてやるから…っ」

「ｸｽ…バカはどっちだよ…オレが…途中止めなんかさせるわけ…ねぇだろ…っ…ア……っ、ソコ…ッﾝｯ…」

「…ったく…コノ小悪魔っ！」

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