オレだけの Candy Baby …３

love sweet candy … １２５ END ページ35

「あ……太輔、太輔っ！伊織さんから手紙来てる！」

夏の暑さも大分和らぎ始めた頃、アメリカの伊織さんから手紙が届いた……

久々の二人一緒のオフ、昨日から太輔はオレのマンションに泊まっていた……


朝昼兼用のメシを食って、二人でまったりしてた時、ピンポーンて…

「へえ、何入ってんだ？開けてみて」
「うん…なんだろ…………、あ、チケットだ！」

中から出てきたのは、チケットが７枚と手紙…

それを二人で読んだ…


「…ミュージカル、いよいよ本番なんだな」
「伊織さん、きっとスゴい演出してるよ…」
「見に行きてぇな…みんなで」
「だな、…次のシングルの、なんかネタになんねーかな」
「あー、座談会の？そういや前に7人でどっか行ってネタあったよな」
「ソレけっこうな回数言ってるけど、全く実現しねーよな」
「言えてんなw…あ、他にもなんかある…」



…チケットとは別に、何枚か写真も入っていた



キレイな青空の写真…朝陽が登る瞬間…木漏れ日の差す森…


「…日本とは違う空の色、太陽の色…降り注ぐ光の全てにユキトを感じています…」




ユキト…相変わらず伊織さんの心、鷲掴みだな…こんなにまで愛されてるって、ホント羨ましい…


オレの後ろから、抱き締めるようにして、それらを見てる太輔…寝起きの汗と少しだけ残る愛し合った香りが、オレの鼻を優しく擽る…


全身で感じる幸せ…


「…オレ達の光…見つけような…」
「太輔……」
「7人横並びで……それぞれが望む光を、絶対に見つけよう…」

オレの頭に手を置いて、指で鋤くように撫でてくれる…

「うん…そうだな…」


「その光の果てが見つかったら…」

太輔の顔が、ちょっと赤くなる…なんだ？

「見つかったら…なんだよ？」


「…その…えと…」
「ナニ？」



「……$&☆￥@…しよう…」





「え？ちょっとナニ言ってるかよくわかんない…」


オレの返しに口あんぐりの太輔

面白すぎる！



「はああ？テメェもう言わねぇ、ぜってぇ言わねぇからな！」

プリプリしながらバスルームに向かう太輔…





聞こえてるよ…

オマエの言うことなんか…どんな言葉だって全部、耳に残る…



そうだな…

そんな日が…早く来るように…









ファンの皆様！！




オレらのコト、ずっとずっと好きでいてね！！









オレだけのcandy baby



THE ♥ HAPPY ♥ END ……

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