COLOR ４９ ページ3
「ミツ、ダメだって！」
「ヤダ、ピアノ…スゴくキレイな音…」
手を引っ張って連れていこうとしても、ミツはこの日に限ってヤダヤダの連発で…オレも面倒くさくなって
「叱られても知らねーから！」って、成り行きを見ていた…他の５人も、心配そうにオレとミツを見てて…
庭に面した大きな窓の向こうに、グランドピアノが置いてあった…カーテンが開いていて、男の人がそのピアノの前に座っていた…
オレたち6人に気付くと、ちょっと驚いた顔をしたけど、すぐに笑って窓を開けて出てきてくれた…その人が《トモにぃ》だった
「どうしたの？迷子…なワケないか」
子ども心にも、ハッとするほどキレイな顔をしていた…その顔に浮かぶ優しい笑顔…
オレたち５人…全員が固まった中に、唯一純粋に音に反応したミツがいた…
「お兄ちゃん、ピアノ…スゴく音がキレイ…もっと聴きたい！」
「ミツ！なに言ってんだよ！…ごめんなさい、オレたちボール取らせてもらいに来ただけなんです」
「え、でもオレ…」
「もういいのッ！」
なおも、ピアノの話に持っていこうとするミツの手を引いて連れていこうとしたとき
「構わないよ、ピアノ好き？」
トモにぃが、ミツのアタマに手を置いて、目線を合わせるようにしゃがんできた…
「はい、キレイな音…スゴく好き！」
「キミ……目が…」
「ミツ、目は見えないけど、耳はスッゴクいいんだよ！」
「ニカ！余計なこと言わなくていいの！」
横尾さんが、ニカがこれ以上なんか変なこと言わないように口を挟んだ
「良かったら、聞いていく？…お友だちは、ここで遊んでたらいいよ、サッカーするにはまあ、いい感じの広さだし…」
トモにぃは、オレたちが庭で遊ぶのを許してくれた…それはオレたちにとっても好都合だった…ミツがオレたちがサッカーしてるのを、ポツンと眺めてるのを知ってたから…幼いオレたちには、ボールを追えないミツの寂しさを、わかってやることが出来ていなかった…
ただ6人一緒にいることだけで、ミツが安心してると思っていたんだ…
トモにぃは、その日からミツの憧れの人になった…
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GAYASAKURA(プロフ) - FKLoveさん» こんにちはコメありがとうございます！なんとか移行で続きをupしております、ボチボチ《トモ》の真実がわかってくると思います、王道のラブ・トライアングル、楽しんでいただけると嬉しいです、ココまで来るなら《scream》させちゃいましょか！あは、コメ感謝です！ (2016年7月3日 14時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
FKLove(プロフ) - 切ないですね。どうなって行くのかとっても気になります！更新楽しみに待ってます！ (2016年7月3日 12時) (レス) id: 433e8b83c7 (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - sakyoさん» こんばんは！コメありがとうございます！プロポーズ、返事は後日となりましたwwキュンしてくださっててホントに嬉しいです！長編臭プンプンですが、宜しければ最後まで見守っていただければと思います！んー、イチャが無いからテンソン上がらない書き手ですwwコメ感謝！ (2016年5月8日 22時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
sakyo(プロフ) - 結婚しよう(//∇//) テンパってるたいPかわいいですね！理屈じゃなく惹かれ合う二人にキュン×2してます♪たいP頑張って！！ (2016年5月8日 19時) (レス) id: 3e15519eaf (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - たいちゃんらぶさん» こんばんは！いつもコメありがとうございます！振り返りありがとうございます！UPまでが開いてたので、絶対前後オカシイとこあると思いますww大目に見て下さると嬉しいwwトモはこれから藤北に絡んできま〜す！亀展開だと思いますが、お許しくださいませ！コメ感謝です！ (2016年5月7日 21時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKUR
| 作成日時：2016年2月21日 14時
