１５９話 ページ14
…ドアが閉まった後…
…オレとのイロイロを父親に見られたことなんか、別に慌てる風でもなく、太輔はオレを起き上がらせると、肌けた服を整えてくれて…ちゅってオデコにキスして
「ちょっと行ってくるわ…」
って、部屋を出ていった…
…部屋はシン…と静かになる…
特別室はけっこう高層階にあって、窓から気持ちの良い空が見えている…作りもホテル並みで、相応の階級の人じゃないとこの部屋は使えないだろうなってカンジ…こういうちょっとしたコトで、オレは太輔との生活感の違いを確認したりする…
オレでいいのかな…とか、考えてしまう…
一時間くらいして…太輔が戻ってきた
「お父さん…何だったんだ？」
「…ん？…マサトが、オレに会いたいっていってるらしい…どうするんだって話と…後は、会社の後継者の件…」
…太輔が眠り続けているとき、ハルから大体のコトは聞いていた…
「太輔は、どうしたいんだ？」
「オレ？…わかんね…こないだまで、後継者にオレの名前が上がるなんて思っても見なかったし…大学も後１年あるし…何よりさ、ラブ・アゲだろ…オレにとっては、こっちが本業みたいなもんじゃん…」
「そうだな…」
「ウィステリア…デカすぎんだよな」
ポツッと呟く太輔…
「太輔が社長になったら…オレは…」
「離れるとか言うなよ…」
「けど…」
その先を言わせないって風に、太輔の腕がオレをギュッて抱き締めてきた…
フンワリ香る太輔の汗の香り…オレの安定剤…
「ダメ、オレから離れるの許さない…オレをコッチ側に引き戻したの、オマエだし…責任とって貰わないと困る…」
キョトンとしてるオレに、太輔の手が差し出されて、そのまま髪に差し入れられた…
「…暗い部屋の中…一人でいたんだ…真っ暗でなんも見えなくてさ…ココがどこかも分かんなくて…自分がドコに行こうとしてるのかも……スゲェ怖くてさ…とりあえず部屋から出なきゃって、出口探してた…そしたらさ、ドア見つけた…二つあって…でも、どっちが自分が行きたい方のドアなのか分からなくて…迷ってたら、誰かに左手を掴まれたんだ……温かくて…よく知ってるその手…この手が導いてくれた方に行けば良いんだって…すぐわかった……あの手は…オマエのだったんだよな…」
「太輔…」
「宏光が、コッチ側に戻る方のドア…教えてくれた…お願いだ…これからもオレが迷ってたら、この手を握って欲しい…宏光の手の温もりが、オレの道標になるから…ずっと二人で…一緒にいよう…」
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GAYASAKURA(プロフ) - たいちゃんらぶさん» おはようございます！コメありがとうございます！はい、ずっと藤北は藤北でいてくれぇ！って願わずにいられない！ww唯一無二の最強シンメ！って書けてるかなぁwwどう書いても、本家の世界には近付けないんですけどwwホントにいつもコメありがとうです！嬉しいです！ (2016年1月23日 10時) (
レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - 未来さん» おはようございます！コメありがとうございます！無事ラストとなりました！私も途中ワケわかんなくなってww辻褄あってるかなぁて思いながら書いてましたwwどうにかハピエらしくなった…と思うので良かったです！最後までおつきあいありがとうございました！感謝です！ (2016年1月23日 10時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - かりんさん» おはようございます！コメありがとうございます！ラスト気に入って下さったら何よりです！何をどう書いても、本家の藤北には敵わないと思いつつ書いちゃう！wwDVD見て、ネタ探しします！次作も宜しければ覗いてみてくださーい！コメホントに嬉しいです！感謝です！ (2016年1月23日 10時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
GAYASAKURA(プロフ) - sakyoさん» おはようございます！コメありがとうございます！DVDの《証》サイコーでしたね！ちょっとだけ入れてみましたww気付いてくださってあざましゅ！藤北の創る世界には《愛》しか感じませーん！ww最後までコメありがとうございました！感謝の一言しかないです！！ (2016年1月23日 10時) (レス) id: 0cce3636ea (このIDを非表示/違反報告)
たいちゃんらぶ(プロフ) - 完結おめでとうございます♪お互いの存在を探し続けて出会うことできて‥ひとつになれたｺﾄ♪それをふたりで感じる時間♪素敵なﾗｽﾄ＆始まりですねっ♪二人が幸せに向かうことが出来てﾖｶｯﾀぁ♪素敵なお話をいつもありがとうございます♪次作も楽しみにしています (2016年1月23日 8時) (レス) id: c5bfccd947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2016年1月16日 11時
