藤北和亮コラボ小説風占い

愛し君へ40…太＆宏５ ページ43

「…お花好きなの？何色が好き？」

突然のオレの出現と唐突な質問に、二人とも驚いていたけど、和真さんはすぐにニコっと笑って、宏光の顔を見た。。。


「坊ちゃん、何色が好きかですか？…って聞かれてますよ」

呆気にとられている宏光だったけど


「え？あの…えーと…ピンクと白…かな…

「オレもおんなじ！一緒だね」

「う…ん、え…あの…」

戸惑いと困惑の表情の。。。そりゃそうだよな…オレ…コレって絶対ヤバいやつだよな…


聞いたのはいいんだけど、オレもここから先の会話の糸口が見つかんなくて… 結局二人して沈黙してしまった…


そんなオレ達のぎこちなーい会話を聞きながら、和真さんは口許に手を当てて、笑いを隠してる風だったけど

「キミは外科病棟？」と聞いてきた


「あ、はい…」

「よかったら遊びにおいで、１２Ｆ、わかる？」

和真さんの誘いの言葉にオレよりも宏光の方がびっくりしていた



「か、和真！？何言って…？」

慌てて宏光が、会話を遮るけど、そんなの構うわけない、神様、女神様がくれた仲良くなれるチャンス！！


「いいんですか？」

「いいよ、お昼寝済んだらおいで、渉に連れてきてもらいな、待ってる」

「 ハイっ」！


「ちょっ…！和真！？」



自分抜きで話がどんどん進んでいく状況に、慌てフタめいている宏光だけど、和真さんは放置を決めこんでいるみたい。。。

「はいはい、ヒロ坊ちゃん戻りましょうね、お話はお部屋で伺いますから」

戻りかけ、オレにウインクして和真さんと宏光は廊下の奥のエレベーターに入って行った。。。１２Ｆ直通のエレベーターはひとつしかない…ホントに特別の場所なんだ。。。


あーでも、お昼寝かぁ.。。。めんどくせー…！！

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