藤北和亮コラボ小説風占い

愛し君へ16…和亮 ページ18

「ただいま…亮介、来てたのか？」


玄関に見慣れた靴…返事がないのはいつものことで、


(どうせ寝てるんだろう…)

リビングに向かうと、案の定、中央に置いてある大きめのソファに転がって、オレのジャージの上着を掛けて、すやすや眠っているヤツ…


毎回の見慣れた光景に、クスっと笑いがでる




コイツ… 湊 亮介…オレより２コ上のクセに、童顔で、加えてチョットばかり小柄なこともあって、まあ、いわゆるかなりの小動物感がパない。。。本人は朝と夜の身長差があるのが悩みらしいが、アホか！！と突っ込みたくなるｗｗｗｗ。。。


だけど、コイツ実は飛び級で、アメリカでもＳランクの大学をトップで卒業した天才…

子どもの頃から常にトップでい続けることに退屈して、帰国後は全く価値観の違う水商売…ホストの世界に入ってきたらしい…たまたまオレもその店に入店して出逢ったというわけ。。。


オレも高校卒業後にイギリス留学して、さっさと単位を取りまくり、通常よりも短期間で帰国したクチだから、似た境遇の亮介とすぐに気があった


ついでにいうなら、目標も、何にもしたいことがないまま負け犬みたいにこの世界に来てしまったのも同じなんだよな…後から本人に聞いた話だけど、コイツもオレの事同じニオイがすると思ったらしいケド。。。


オレが店に入った時には、亮介はすでにNo.1を取り続けていて、やる気ないくせに負けん気だけは強かったオレは、亮介とそこからNo.1を取り合うツートップとなった…



でも、２人ともいつもどこか冷めていて、オレらの見てくれだけに目をつけて言い寄って来る、くだらねー女達ををテキトーにあしらい、金を使わせて、毎日毎日刹那な日々を送っていた。。。

愛し君へ17…和亮2→←GAYASAKURAです…

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