愛し君へ15…出逢い11 ページ16
「お父さんとお母さんと離れるの、ツライよな…」
「―…うん…、でもボクが身体が弱いのがダメだから、ホントにお父さんとお母さんには悪いと思ってる…ワガママばっかり言ってる自分も好きじゃない…でも、一人になるの…不安なんだ…」
「そっか…そうだよな…」
頭ではわかっているのに、気持ちがついて行かなくて、泣きそうになるボクを、椅子からベットに移動してきた和真さんが、肩を抱いてくれた。。。落ち着かせてくれるように、肩をポンポンしてくれる。。。少しだけ時間が経って
「宏光くんがイヤじゃないなら、オレがずっと傍にいるよ…お父さんやお母さんの代わりとかじゃなくて、友達としてオレと仲良くしてくれないかな、ムリ?」
「友…達―…?」
キョトンとした風に首を傾け、丸い大きな瞳でオレを見つめてくる……似てるな…―…
「ボクと、友達になってくれるの?」
「オレでよければ、ずっと友達だよ」
キョトン顔が一瞬で笑顔に変わる、ホントに嬉しそうに笑うんだな、このコは。 。。
「うん!ありがとう、約束だよ!ずっとずっと友達でいてね!!」
「おう!約束!!男の約束な!!忘れんなよ!!」
笑顔につられて、思わず彼の頭をくしゃくしゃと撫でる、柔らかい優しい髪、サラフワっと指に絡まるのも心地いい…
「お父さんとお母さん、見送りに行く!!」
「そうか、エラいな、オレもついて行くからな」
「うん!和真さんと一緒なら、ボク泣かないと思う!」
「和真でいいよ、友達だしな」
「じゃあ…和真!!」
「はい、よく出来ました!!…」
「なにそれ、アハハ!」
花が零れるかのような、可愛らしい笑顔…この笑顔を守ってやるのが、これからの自分の使命の様に思えた。。。
出逢い…和真&宏光―…
END…
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GAYASAKURA(プロフ) - りんりんさん» はじめまして!コメありがとうございます!そうなんです…も、この和亮藤北は名前だけ借りたほぼオリキャラになっちゃいました、ご不快に思われたらゴメンなさい!でも、目を通してくださってありがとうございます!良かったら又覗いてやってくださいねー! (2015年9月23日 13時) (レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 和真は、太輔ですよ? (2015年9月23日 12時) (レス) id: 16cb4729e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:GAYASAKURA | 作成日時:2015年7月19日 16時