愛し君へ27 …和＆宏5 ページ30
「今日は、お疲れでしょう…少し早いですが、もうお休みになられた方がいいかもしれません」
夕食を終えて、本を読んでいたヒロ坊ちゃんに声をかけた。読書好きな彼は放っておくと消灯時間過ぎても手放さないこともよくある…昼間のこともあるので、今日は早々に手許から本を取り上げ、横にならせた。。。いつもなら文句の一つも言われるけど、さすがに今日は疲れたのか、おとなしくポフッとベットに寝転んだ。。。
ブランケットをかけて、いつものように
「おやすみなさい…」と声をかける、手元のライトを消そうとすると
「和真…」眠いのかフワッとした声で名前を呼んだ
「どうしました？」顔をのぞき込むと、嬉しそうにフフ…と微笑む…
「ずっと傍にいてくれるよね…」
「もちろんですよ、何があってもヒロ坊ちゃんの隣にいます…大丈夫ですよ」
「ホントに？…ずっとずっと？ボクが大人になっても一緒にいてくれる？」
「ハイ、社長のお許しが頂けるのなら、ヒロ坊ちゃんが、和真なんかいらないと言うまでお仕えします」
。。。この時の、彼の笑顔…オレはこの笑顔を一生忘れないだろう……―
「約束だよ、和真！」
ブランケットから手を伸ばして、オレの手をキュッと握ってくる…この手に隠れてしまう程の細い指と手のひら…安心させてあげたくて、オレは両手で彼の手を包み込んだ…
「ハイ、約束です…和真の一生をかけて、全力であなたを守ります」
「和真、大好きだよ…」
フンワリと笑って…彼は眠ってしまった―…
守ってあげたい…オレの手で―…、この人降りかかる全ての悲しみ、苦しみから遠ざけ、暖かな光の中にいさせてやりたい…
オレは…そのためなら…なんだって…―…
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GAYASAKURA(プロフ) - りんりんさん» はじめまして！コメありがとうございます！そうなんです…も、この和亮藤北は名前だけ借りたほぼオリキャラになっちゃいました、ご不快に思われたらゴメンなさい！でも、目を通してくださってありがとうございます！良かったら又覗いてやってくださいねー！ (2015年9月23日 13時) (
レス) id: 9f07080ee9 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん - 和真は、太輔ですよ? (2015年9月23日 12時) (レス) id: 16cb4729e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：GAYASAKURA
| 作成日時：2015年7月19日 16時
