Because I Love you....2 (ページ6)

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＿＿＿＿you side.

海辺に座って裕太と海を眺める。

「うみってひろいよねー」

『うん』

「おおきいし」

『そうだね』

「月がのぼるし…日は、沈『ねぇ、それって歌じゃないの？』」

クスクス笑う私に

「んはは、やっと気づいた？」

『なんか聞いたことあるフレーズだなーって思った。』

「いや、でも本当広い海見てるとさー、自分の悩みなんてちっぽけなんだなーって思うんだよね…俺。」

『確かに…』

寄せては、返す波を見つめて砂浜にある砂や貝みたいに私の宏に対する想いも連れてってくれればいいのに……って思った。

『私ね、引っ越そうと思って。』

「そうなの？」

『お母さんのすすめでね、仕事始める時宏と同じマンションにしなさいって言われて…
嫌でも顔合わせるからさ…

よく考えたら物心ついてから長い期間宏と離れたことって無かったからさ…宏が大学出てから百貨店に勤めて一人暮らし始めてからも結構頻繁に実家帰って来て私の面倒みてくれたりして……
』

「Aがそう決めたならいいんじゃない？」

そう言って

「何もしなくていい、あなたらしく生きてみなさい」

『え？』

「総括入れてみた。んはははっ、」

『総括って…』

笑うと

「Aが北山さんの側にいたいって思うなら引っ越しする必要ないし。
俺のためとか思わなくていいから。

ありのままのAを受け止めるっていってるでしょ？」

〝んね？″って可愛く首を横に傾けて私の顔を覗き込んだ。

裕太は、ほんと…私には、勿体なさすぎるほど優しい。
その優しさが時々痛くなる。