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___you side.
「さいしょは、ぐー、じゃんけんぽん、」
『あ』
相変わらずじゃんけんが弱い私は、あっさりじゃんけんに負け続けてすぐに
「どーん」
ふかふかのベッドにどーんってされて
「じゃんけん、ぽん…」
『あ…』
「んはっ、弱すぎでしょ、じゃんけん」
ってふにゃふにゃに笑って
「俺の勝ち…」
唇が重ねられた。
「これからも…もっとたいせつにする、Aのこと。」
『ゆう…「あー、ヤバイな。」』
呟いて裕太が自分の前髪をワシャワシャって掻き乱して
「幸せすぎて溶けそう」
って顔を赤くする。
『わたしも…裕太のおかげで…ずっと幸せ』
「A…ほんとにいいの?」
『うん。』
「北山さんは、もういいの?」
裕太の口からでた言葉に
『…平気だよ、いまさらなに言うの?』
「うんめいって信じる?」
『え?』
「うんめいの相手ってね、なにがあろうと必然的に繋がっちゃうんだって。」
『………………………』
「へいきなのって逢わないでいるからでしょ?逢ったら?」
『…逢わないもん』
「しぬまでいっしょう?」
裕太は、今まで宏の話題に触れてこなかった。
なんでこのタイミングで?
そんなこと聞くの?
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作者名:K +T | 作成日時:2018年9月2日 7時