70億分の2人 season2 (ページ47)

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＿＿＿you side

ゴロッと寝返りを打つと素肌の高嗣くんにぶつかった。

大好きな人と肌と肌を重ねるのってなんて幸せなんだろう…
眠ってる高嗣くんにぎゅーっと抱きつくと

「…ん」

掠れた声が頭上から聞こえて見上げると目が開いてない高嗣くんが、

「…な、んだよ」

眠そうに聞いてくる。

『…ふふっ、』

「…なんだよ…、寝ろって」

『幸せすぎて…寝れないの』

「目、瞑れば寝れるって」

って未だに開かない高嗣くんの目。
そう言いながら私を抱きしめて

「こしたら寝れるでしょ」

『余計寝れない…っ』

「ククッ…なんでよ」

『ドキドキしちゃって』

「寝ないと明日眠くなっても知んないよ」

そうだった。
ウェディングドレスしか頭になかった高嗣くんは、結婚指輪の存在は、忘れてて…
それを明日買いに行くんだった。

まぁ、明日っていうかもう日付変わってるから今日だけど…

『ねぇ…高嗣くん？』

「ん？」

『幸せ？』

「ん」

短く返事をして私の頭を撫でる大きくて優しい手。

『どれくらい？』

「んー、そだな…これ以上の幸せを求めたらバチ当たるくらい？」

『…ふふっ、』

「…絶対幸せにする」

『うん』

「一生大事にすっから。」

『うん』

高嗣くんの言葉に嘘は、無いと思う。
私、高嗣くんと一緒なら絶対幸せだと思うし。
高嗣くんなら一生私のこと大事にしてくれると思う。

365日

春夏秋も冬も

陽だまりのような毎日を共に過ごせますように。

こんな素敵な日々がずっと続きますように…

＿＿＿END