70億分の2人 season2 (ページ42)

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＿＿＿二階堂side.

「玉森どうおもう？」

「超絶興味ねー」

携帯ゲームをしながら超絶興味無さげな玉森。
相変わらずのひよっこ野郎だわ。

「んー、俺は、ウェディングドレスは、自分で選びたいなー、女子だったら」

女子力高めの千賀の意見は、結構重要だったりする。

「失敗しろ」

「玉森」

「玉ちゃんは、まだ好きなんだよね？Aちゃんのこと、」

「は？誰それ？ぜーんぜん興味ないし」

「言ってろ」

いや、ここは、もー俺の考えたプランで突き進むわ。
きっとAなら泣いて喜ぶに違いない。

「あのさ、まさかと思うけど、指輪は、ちゃんと用意してんだろうな？」

「玉ちゃん、いくらなんでもそれは、用意してるよ。ね？にか？」

「指輪？」

あー、そんな考え全然なかったわ。
ウェディングドレスのことで頭いっぱいだったし。

「うわぁー、ないわー、」

「玉ちゃん、それは、俺もちょっと引いてる」

「これから準備すりゃいいべ？指輪ね、指輪」

事前に相談しといてよかったわ。

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・

・

「いらっしゃいませ」

「……っえと…指輪を…」

「ペアリングでお探しですか？」

「や、結婚の…」

「婚約指輪ですか？」

「婚約？」

「結婚指輪ですか？」

何がどう違うわけよ？

「っと…どっちがどうなんですか？」

「結婚指輪は、結婚式の際に交換する指輪でございます。
婚約指輪は、結婚式の当日まで左手の薬指にはめておく指輪でございます。」

「あっ、じゃー、婚約指輪で」

「お値段とかのご希望等ございますか？」

「あー、相場ってどんくらいですか？」

「だいたい42万円くらいからでしょうか。」

結構すんだな…
でもまー、一生に一度だもんな…金額云々じゃねーわな。