70億分の2人 season2 (ページ36)

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＿＿＿you side.

「怖い？」

にぃににそう聞かれてフルフルと頭を横に振った。

「身も心も俺に委ねて」

にぃにがあまりにもカッコ良すぎて言葉が出てこなくてただ黙ってコクリと頷く私。

唇

首

胸元

上から下へと徐々に落とされていくキス。
にぃにの唇が私の身体に触れるたびに甘い声が出て口元を手で押さえた。

繊細な愛撫と甘い痺れになんだかふわふわする身体。
ふわふわするけど背筋にゾクゾクした感覚も走る。

「A…好きだよ」

耳元で聞こえるにぃにの声にぎゅっと首に腕を回して抱きついて

『私も…好き…にぃにのことが…』

ずっと夢見てきたから

もしもにぃにと身体を重ねることがあったらって

それなりに雑誌とか読んで勉強したし

まぐろになったらダメだってなんかの雑誌に書いてあった。

せっかく両思いになれたんだもん、

嫌われたくない。

そんな想いでしてもらってばかりじゃダメだと…
私も何かしなくちゃ！と…起き上がった私に

「ん？」

『私も何か…』

ってにぃにを見ると

「ん？」

『私は、何すればいい？』

聞くとにぃには、微笑んでから

「なんもしなくていいよ」

そう言って私を抱きしめた。