66. ページ16
＿＿＿＿二階堂side.
「素直にならないとダメだよって俺も何回も言ってるんだけどね。」
「自分の気持ちわかんないとか馬鹿なの？」
「いや、玉森くん？馬鹿ってことじゃないんだよ、ニカは。
怖いの、多分。」
「怖い？なにが？」
「ん〜俺が思うに、きっとね？もしもの時のこと考えて一歩が踏み出せないんだと思うんだよね」
って。
なんだこいつら。
偶然やってきた千賀も交えて焼き鳥屋に行くことなったんだけど…意気投合したひよっこと千賀。
俺だけ蚊帳の外。
「ねぇ」
「どうしたの？ニカ？」
「どうしたの？じゃねーわ。俺の気持ちを勝手に解説すんなって。」
「大丈夫だよ、俺、ニカのことは、なんでもわかるから。」
「や、わかってないかんね？」
「で？どーしたいの？カワウソちゃんは？」
「おい、お前その�爛�ワウソちゃん″ってやめろ」
「俺に委ねる？」
「ハ？委ねるってなに？つかさ、そもそもそれってあいつの気持ち次第なわけじゃんか。
まぁ、離れたいって思ったんならいんじゃん？
離れてAもなんか違ったとかって思うかもしんねーじゃん。」
「俺は、Aちゃんの気持ちわかるけどな…、ニカは、�狡匹錣擦燭ど臓蹐覆鵑世隼廚Δ鵑世茲諭�」
「なんだそれ」
「要するに、Aちゃんのことが好きになればなるほど追わせたいし、試したくなるんだと思うよ」
「ハ？そんなんぜんっぜん思ってないしね」
「じゃー、俺とAの、恋応援してよ」
「ハ？それは、ヤダわ」
「自分に自信がないから、Aちゃんが追ってきてくれることで愛情を確認してるんじゃないの？」
千賀マジでなんなの？
マジでそんなん思ってないし。
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作者名：K+T
| 作成日時：2018年10月24日 0時
