70億分の2人 (ページ7)

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＿＿＿you side.

ホテルだと思ってたそこは、玉森さんの家だった模様。

…なんで、バスローブ？
フルフルと頭を振って、そんなことは、どーでもいいって。

途中タクシーを拾って家まで帰った。

なんだろ、この疲労感…
半端ない。

重たい身体と重たい足取り。
家にたどり着く前に

「あ」

にぃにに鉢合わせた。

『……っ、』

昨日の今日でどんな顔したら…

「おはよ」

『…ど、どうも。』

「や、なんだよ。」

『な、なにがでしょうか？』

「なんで敬語なのよ？」

『……っ、すみません』

「ククッ、変なの。てかさ、どしたの？」

『え？』

「や、なんかヤバくない？」

『ヤ、バ、い？』

「A今日休みなの？」

『え？』

「や、〝え？″ってさ、今日何曜日だと思ってんだよ」

『何曜日なの？』

「は？木曜だよ？大丈夫？」

『だめっ！全然大丈夫じゃないっ！！』

「乗せてこっか？」

『いいの？』

「ちょうど、俺今日車で行くからいいよ」

『い、急いで準備してくる！』

「じゃ、車まわしとくわ」

そう言って秒でシャワーを浴びて、化粧もそこそこに、にぃにの待つ車に向かった。