70億分の2人 (ページ6)

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＿＿＿you side.

『人が弱ってることをいい事に…ど、どうせ優しく誘ったんですよね？！
そ、そーゆーの得意そうですもんね、玉森さんっ！』

「誘ったよ？」

〝それがなんだよ？″みたいな強気な玉森さんにワナワナと怒りがこみ上げる。

「めーっちゃくちゃ優しくしたけど？優しくしてほしいってわかってたからね？それに！俺こーゆーチャンスずーっと狙ってたから」

『は、い？』

「またまた～、とぼけちゃって。しってるくせにー」

『な、にが…ですか？』

「俺がAのことすきってわかってるよね？まさか、しらないとは、いわせないけど？」

『…し、知りませんよ！そ、そんなのっ！』

「んはははっ、ま、いーけど。とりあえず、ごちそうさまでした」

ってふにゃっと笑って立ち上がった玉森さんは、

「シャワーあーびよっと。」

どこまでも自由。

半泣きで、床に散らばってる洋服をかき集めてるとポーンっと飛んできた物体。

顔を上げると玉森さんがニヤッと笑って投げられた物体を確認すると、それは、私のブラジャーだった。

『…もぉっ！』

枕を投げつけるものの、ピシャリと閉められたドアにぶつかって虚しくも床に落ちた。

もう、全部夢だったらいいのに…

いや、夢でもやだけど、こんな展開。

てゆーか、ここ！どこっ！？