70億分の2人 (ページ44)

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＿＿＿you side.

「んじゃ、行きますか。」

定時に仕事を終わらせて玉森さんと共にご飯を食べに向かった。

「ガヤガヤしてないところが、いいとおもって」

って落ち着いた雰囲気の個室のお店に連れてきてもらった。

「で？なにがあったの？」

『いや…そんな大したことじゃないんですけどね…』

「またなんかいわれたの？カワウソちゃんに、」

『好きって伝えすぎて〝嬉しくも″〝グラッとも来ない″って言われました…』

「ふ～ん、」

なんかいわれたの？とか聞くから話せば相当興味がなさそうな返事をする玉森さん。

「なまいきだな、あのカワウソ」

『…カワウソって』

何か言いたそうな玉森さんは、頬杖をついて私を見つめてくる

「一日中看病してくれて次の日もわざわざきてくれて…
きたいしちゃうじゃんね？」

『期待っていうか…なんていうか…ただ妹を心配する兄って感じなんだと。
まぁ…もうなんか義務みたいな？』

「ねぇねぇ、」

『はい？』

「ずーっとにぃにがすきなわけ？」

『…そう、ですね…物心ついた時から』

「で、ずーっと〝好き″だってつたえてるの？」

『にぃにの顔見ると言わずにはいられなくて…ついでちゃうっていうか…』