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___you side.
「おっぱよ〜」
『おはようございます…』
「もう良くなった?」
『はい……』
「?」
結局うどんを作り終えたにぃには、彼女から電話がかかってきて帰っていった。
『玉森さん…』
「どうしたの?」
『…どんなに駆け引きしたって見向きもされないみたいです、私。』
「ん?」
『にぃにの心は、どんどん遠くに行くばかりで』
「ま〜たなんかあったの?」
こうして玉森さんに、にぃにの話をするのもどうなのかと思いつつ玉森さんにしか話せないし…ってつい話してしまう。
「よ〜し、じゃ、今日は、飲みますか。んね?」
『へ?』
「仕事終わったら話聞いてあげるよ、仕方ないから」
ってポンポンって頭を撫でられた。
「本当にさ〜むっかつくわ、あのカワウソ」
『え?』
「んじゃ〜、また夜ね〜」
って玉森さんが私の先を歩くから後を追いかけた。
『待ってくださいっ、』
同じ場所に行くのに別々に行かなくたって…って思ったんだけど、
「あのさ…少しは、おれの気持ちも考えてもらえる?」
『え?』
「あ〜、やだやだ。これだから鈍感は困る。」
『…っと…』
「恋敵応援するほどおれもおひとよしじゃないんだよ、ほんとは。
でも、Aのかなしそうな顔は、みたくないから相談に乗ってあげようとおもってるだけ。
かんがえてみてよ、にぃにに彼女の相談されること。」
『やだ』
「はい〜、そのかんじょうが今のおれね?」
『……………すみません』
「いまは、ちょっとひとりにさせて」
『…はい』
玉森さん…
本当に私なんかのことを好きでいてくれてるんだ…。
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作者名:K+T | 作成日時:2018年10月3日 3時