70億分の2人 (ページ41)

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＿＿＿you side.

熱は、下がったものの体調は、まだ良くなくて一日中ベッドにいた私。
流石にお腹空いたな…………。

＿＿カチャッ

ドアの開く音に胸が高鳴る。

＿コンコンッ

「入るよ」

と聞こえてきた声と同時に開いたドア。

『…おかえり』

「ただいま。ど？なんか食べた？」

フルフルと頭を振ると

「んなことだろうと思った。食べれそ？」

『お腹は…空いてる…』

「じゃー、昨日お粥だったし…うどん作る？」

『にぃにが作るの？』

「だよ？うどんくらいつくれっから」

〝ちょっと待ってて″って私の頭を撫でて部屋からにぃにが出て行った。

なんだか…
いつもより優しくて甘いにぃに。
なんで？

ご飯を作ってるにぃにが見たくって携帯を握りしめてキッチンへと向かった。

＿＿カシャッ

＿カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ

あまりのカッコよさに思わず連写してしまった。
隠れてこっそり撮るつもりだったのに…

「撮りすぎ！」

ってにぃにが私を軽く睨んだ。

「一々撮んなっ」

『記念に…』

「ククッ…なんの記念よ」

『だって…』

〝好きなんだもん″、にぃにのことが。