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___you side.
あまりの熱さに目に涙が溜まる私を見てにぃにが
「ほいっ、水」
って茶碗を私から取り上げて代わりに水が入ったコップをくれた。
ゴクリと水を飲んで落ち着いた。
にぃにがお茶碗を持って立ち上がるから思わずガバッと腰に抱きつくと
「っ、んだよ?っぶな…」
『食べ、るよ?』
「や、わかってるよ?冷ましてきてあげようとおもって。」
『え?』
「あっちで冷ましてくっから待ってて」
『どうやって?』
「…や、まぁ適当に」
『適当って?』
「…や、だからさ…あっちでフーフーしてくんのよ…。」
って照れて言うから
『なんであっちでわざわざ?』
「だって劇的にハズいじゃん、ここでやんのとか」
『なにが恥ずかしいの?』
「もー、いいってぇ!ちょっと待っててっていうの!」
・
・
・
「これで普通に食べれんじゃん?」
お茶碗を持って戻ってきたにぃに。
渡されたレンゲですくって口に運ぶと
『ん、大丈夫。熱くない』
「そ?よかった」
って優しく微笑まれてキュンとした胸。
あっという間に完食したお粥
「食欲ないとか言ってたのにめっちゃ食べたじゃん」
『…だっ、て…美味しかった』
「ククッ…そ?じゃ、また具合悪くなったら作ったげるね?」
ってくしゃくしゃって撫でられた頭。
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作者名:K+T | 作成日時:2018年10月3日 3時