70億分の2人 (ページ24)

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＿＿＿you side.

「は？なんて？」

『漫画喫茶に泊まります』

「何言ってんの？だめだよ」

『大丈夫ですよ？今時の漫喫は、シャワーもあるし』

「いや、そーゆーことじゃなくって、女の子で危ないでしょ、ってこと。」

『だってぇ…にぃにに会いたくないし…距離感…』

「じゃあ、俺の家来る？」

『え？』

「…来たら手だすと思うけど」

『えぇ？！』

「じょうだんだよ、一々全部間に受けるな」

って軽くおデコにデコピンをくらった。

『玉森さん、なんか色々…ありがとうございますっ！』

「うん」

『なんか…その…、ごめんなさい…っ』

「おれも、謝らなきゃいけないことある」

『なんですか？』

「うん、実はさ…俺たちやってないんだよ」

『へ？』

「あの日…」

『…でも、だって…』

〝んー″って前髪をくしゃくしゃってした玉森さんが

「一歩手前までは、したけど最後までは、してないってこと。」

『…………っ』

「最後までは出来ないよね、〝にぃに″って言われちゃったらさ。」

傷付いた顔して悲しそうに笑う玉森さんに本当に申し訳ない気持ちになった。

玉森さんが私のことを好きだって知らなかったにしても…ほんとに、玉森さんの優しさに甘えてこんな風に傷つけたりして。

「頑張ってよ。応援してるから」

って手を出されるから握手をした。