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___you side.


「もうラーメンできっから髪の毛ちゃんと乾かしといで。」


肩にかけてたタオルを取って私の頭にかけてたわしゃってされる。


いつまでそうやって私のこと子供扱いするの?


「ほら、早く行ってこいってぇ」



『にぃに…』


「俺、話したいことあんだよね。だから、早く乾かしてきて。
ラーメンも伸びっから。」


コクリと頷いて洗面所に向かった。


話ってなんだろう…っ、
髪の毛を乾かしてリビングに戻るとちょうど出来上がったラーメンをにぃにがテーブルに並べてた。


「ほい、早く食べるよ」



『…いただきます』


「ヤバくない?俺天才かもしんない」


『……………』


「なんだよ」


『割と誰でもこの味になると思うよ』


「バカか、隠し味にバター入れてんだかんな?」


『…どうりで脂っぽい…』


「お子ちゃまには、わかんなかったか、この旨さが、」


『もう、大人だもん、お酒も飲めるし』


「んじゃ、そろそろにぃに離れした方がいいんじゃん?」


『なんでよ…それと大人になったことと関係ないでしょ。』


「や、こうしょっちゅうAが来っとさ…彼女呼べないじゃん」


『か…のじょ?』


「なんだよ」


『にぃに…彼女いるの?』


「そりゃ、いんでしょーよ。俺を幾つだと思ってんのよ?」


『いつ?なにそれ…っ、聞いてないよっ?』


「や、なんで一々言わなきゃなんないのよ?クックック…」


『……っ、』


「ほら、朝会ったなんか色白いさー、ヒヨコみたいなやつ」


『……………』



「あれ、本当に…アレなわけ?」



『…なにアレって』


「や、だからさ…ほらなんか言ってたじゃん、普通の友達じゃない的な」

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作者名:K+T | 作成日時:2018年10月3日 3時

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