先輩と私(Ki) (ページ36)

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＿＿＿you side.

いつの間にか寝てた。

そして隣に居たはずな北山先輩はいない。

ベットから抜け出してリビングに行くとソファーの上で丸くなってる北山先輩を発見。

『…先輩、朝です』

控えめに北山先輩に声をかけると

「…ん」

って返事をするものの、目が開かないのか手で擦って眠たそうにしてる。

『ご飯できてからもう一回起こしますか？』

「…いや…シャワー浴びてくる」

って掠れた声でそう言って〝うぁー″って伸びをしてから起き上がった北山先輩。

『ふふっ、』

「んぁ？あんだよ」

『寝癖ひどいですよ』

「あ？」

前髪が凄いことになってる。

「シャワー浴びてくる」

まだ眠たそうな北山先輩はバスルームへと向かっていった。

なんかあーゆー北山先輩って可愛いな。とか思ったりして。

・

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『あっ、ニカちゃん！北山先輩知らない？』

婚活パーティー開催中もあれやこれやと仕事に追われてる私たち。
聞きたいことがあって北山先輩を探してるんだけど、見当たらなくてニカちゃんに聞いてみると

「あーね、キタミツならあそこ」

指差す先には、女の人の集団。

『え？どこ？』

「囲まれちゃってんのよ、見えないか、ちっちゃくって」

『なにごと？』

「いやさ、連絡先聞いてるみたいよ？」

『え？』

「だから来ない方がよかったんだよ、キタミツ。どーすんだよ、参加してる男性陣…」

『そんなこと言ってないで助けに行きなよ』

「えー、やだよ。俺やることいっぱいあんだからさ」

『そんなこと言わないで、ほら、早く行ってきて！』

「うぉっ、押すなってぇー！」

ニカちゃんの背中を押して北山先輩の救出に向かわせた。