弟が無能な訳ない【wrwrd】

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目が赤いのを見てか、うみがおずおずと声をかけてきた。

ut「...A、大丈夫、やんな？」

『ん、大丈夫。』

ふわ、と微笑んで安心させる。

軽く目を見開いてから、少し嬉しげに微笑み返すうみ。

近付いて頭を撫でる。

『鬱、ついでに聞いて来たんやけど、来週末には退院出来るって言ってたで。』



utside

兄から伝えられた、退院の予定。

またふわ、と微笑む姿は、嘘を吐いていない。

隠す様な笑顔じゃない。

それだけで嬉しくて。


...無理して、笑って、誤魔化す。

Aは、ずっと、僕にだってそうやった。

守る為、とか言うんやろね。

それが、苦しくもあって。







守られるだけなんて、もう、せぇへん。

僕やって、頑張れるんやからな？



Aside

...ごめんね、うみ。

俺、嘘吐かないと、守れへんかも知れん。


...前よりも、もっと、笑っていなきゃ。

俺は、お前の幸せを願うんや。


俺の事は、ええから。

はよ治って、学校来て、みんなと笑っといてな。









krside

A君と話した。

泣いて、泣いて、沢山泣いていたけど、最後に、僕に宣言をしていた。

『すいません、クラレ先生。みっともないとこ見せてしまって。...俺は、大丈夫です。壊れません。うみの幸せを支え続けます。...だから、壊れないように、嘘吐きます。...無理するなって言っても無駄ですからね？俺、頑張って笑い続けるんで。...でも、俺が、壊れたら、...先生のとこに逃げます。誰にも言わず、支えてください。俺、不器用なんで、それしか出来ませんから。』

ふわり、と微笑んでいるのに。

お面を貼り付けたその表情の裏は、


自覚してないけれど、もう、壊れ始めているんだよ。


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更新が、、滞る、、、

夏休み、頑張って更新します、、

お話は決まってるから、、

許してくだしぁい、、

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