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手が空気を掴む。
目の前で落ちていく、＿＿。
モノクロの世界がスローモーションになって、
俺の叫び声が聞こえた。
最後に聞こえたのは、＿＿の、ごめんね。
それは、俺の言葉だ。
どうして、こうなったんや。
『っ...は、夢、やんな？？』
寝て回復する筈が逆に消耗した。
Tシャツが、じっとりとした汗のせいで張り付く。
浅い息を何とか整えて、顔を洗いに行く。
洗面所にはうみがいた。
ut「兄、ちゃ、」
泣きかけた顔をして、良かったと呟いている。
...どうしたんや？
utside
死 のうとした僕を庇って落ちていく、A。
皮肉にも自分と同じ名前の、海に体を叩き付けて沈んでいく。
枯れた声で、叫んだ瞬間、目の前が真っ暗になった。
ut「...にい、ちゃん？」
涙が頬を伝っていく。
兄が、Aが死 ぬ夢なんて望まないのに。
気持ち悪さを落とそうと洗面所で顔を洗っていた。
ドアの開いた音で見ると、少し顔の青い兄がいて、
じわりと、目元がまた濡れた。
兄ちゃん、と小さく呼んで、良かった、と。
...昔みたいに、消えようなんて、思わんでね。
少し、頑張るから。
Aside
久しぶりにうみが泣いているのを見た。
シャワーを止めながら考えていた。
...夢の中のうみと、全く同じ表情をしていたから。
それから二人で特に話さず、珍しく静かなままいつもより早く学校に行った。
シッマとシャオちゃんにLime入れとかないと。
とりあえずLime入れた後に適当にスマホを弄ってるとグルちゃんとかが来た。
少し気不味く顔を逸らしていると、うみがトンちのとこに来て、書類を渡した。
utside
トンち、と呼んで書類を渡す。
tn「...は？」
戸惑った様に言われて、何処かガバッたかと思った。
tn「...おう、完璧や。お疲れ様。」
何時もなら、毎回こうしろや、と言われる。
今日は特に何も無かった。
けど、
kn「お前ぇ、本当に大先生か？！中の人変わったんちゃう？！」
sh「ホンそれw大先生は無能先生なんやぞww」
弄りのつもりだろうのに、今日は何故か痛くて。
目を逸らすと先にはAがいて、飴を口内で転がしながらシッマとシャオちゃんを、睨んでいた。
...背筋が凍った。
Aside
何で、頑張っても文句を言われるのかが分からんわ。
原因は俺だけど、いつもより頑張ってるのに。
俺に気付いたグルちゃんが止めろと言おうとしとる。
その前に、
『...おい、』
自分でも驚く位の声が、出た。
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ゆとは(プロフ) - 苺華さん» へ、泣かんでください...？まだ続き書くんで、涙は最後に残してください...。(？) (2019年10月5日 7時) (
レス) id: f7fb952562 (このIDを非表示/違反報告)
苺華 - やばい、、泣きそう笑 (2019年10月4日 23時) (レス) id: 1128e57cc5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとは(プロフ) - 紗柿さん» え、純粋に嬉しいです。僕自身、語彙力が足らないのに、そう言って頂けるととても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年7月7日 18時) (レス) id: 3a54a8b465 (このIDを非表示/違反報告)
紗柿(プロフ) - 作者様の選ばれる言葉とか表現が好きです！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2019年7月7日 18時) (レス) id: 1a7abc7277 (このIDを非表示/違反報告)
ゆとは(プロフ) - 雪うさぎ@国民同盟/新垢さん» ん？？？あの、ありがとうございます！主が無能系は確かに多いっすね。いや、でも、ふと思ったんすよ。...両方実は有能にしてしまえば？と(語彙力)コメントありがとうございます！ (2019年7月6日 21時) (レス) id: 3a54a8b465 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆとは | 作成日時：2019年6月28日 21時
