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自分は嫌いだけどさ、//ut ページ1

教室の端、窓側の一番後ろの席でいつも、君を眺めていた。


クラスの男子達に無能と笑われてもヘラヘラと笑って、
クズと言われつつも女子に沢山話しかけて、
いつもいつもうざい鬱。

そんな奴に、何故かアタシだけは男子扱いされていた。


男子扱いする人は鬱だけじゃないけど、
アタシは、

鬱に男子扱いされるのだけは嫌だった。すきだから。


うざいし、クズだし、無能な奴だけど、



...そんな鬱を好きになったアタシもどうなんだろう。

アタシは男子扱いされる程がさつで、口も悪く、可愛らしさなどない。
だから、可愛い子が好きな鬱にはアタシなんか釣り合う筈もないし、想いを伝えるなんて無理。

いやまぁ、伝えてもフラれるだろうし、学校中に広まるんだろう。
ここの学校は一つの学年に20人くらいしかいないし、広まるのは早いと思う。

せめて、この短い髪も伸びて、部活での日焼けも、なんてなぁ。

容姿だけじゃなく、性格も酷いし、迷惑しかかけれないから...。
容姿が変わっても意味はないんだろうな。

それでも、好きだから見ていたんだ。


鬱を見ていたのに気が付いた隣の席の男子はまたかよ、なんて目で見ながら

kn「ほんっまにホmやなwwww」

とか言ってきたバカシマを足で蹴ってたら先生に怒られた。解せぬ。
とりあえず、覚えとけよ?と言ったらバカシマも乗ってきた。

と、こんな感じでふざけていたら授業を終えるチャイムが鳴った。

『おいバカシマ、覚えとけって言ったし覚えてるよなぁ?』

kn「おん?やんのかこのオスゴリラ。って痛ぇ!」

『あ?授業私語すんな、ホm言うなバカシマ』

kn「は?あ、次美術やんけ!俺行くわ。」

『うっわホントだ。後一分だし怒られるわ。あんの野郎...。』

授業に遅れる、そう思って走ったら余裕があって着いた。

途中で鬱にオスゴリラがなんやら言われたから蹴っといた。
アイツ、授業遅れたな。

いやぁ、バカシマと美術室でも席隣とか最悪なんだよなぁ、席替えしたい。
この席は喧嘩する。てか、喧嘩してる。

今日は喧嘩するなといつも先生に言われるくらいだから。

kn「...い!A!おい!」

『...あ?うるっせぇな...。』

ボーッとしてたみたいで声をかけられる。煩いと返せば女子の声が聞こえた。

「うっわサイテー、呼んでたのにそーゆー風に返すの。かわいそ〜。」
「私もそう思った〜。前だって教えてあげてたのに蹴ってたし。」

他にも、批判の声が聞こえる。



そんな声に耐えられず、逃げ出した。

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*くろイッチー* - 詩零さん» コメントくれてありがとねえええ!私は詩零さんみたいに書けるように頑張るよ! (2018年9月28日 23時) (レス) id: fed23bc6dd (このIDを非表示/違反報告)
詩零(プロフ) - *くろイッチー*さん» はぁぁぁ、先輩!!!()よし、見てきます!!!( (2018年9月24日 14時) (レス) id: 774e5d4f62 (このIDを非表示/違反報告)
*くろイッチー* - 面白い!(*^_^*)ども!先輩やで!私の書いたおすすめ作品は「轟くんよ、君にやってみたい事が←[轟焦凍]」、「ん”!?いや、何処だよ←」、「え、何このクラス..面白いんだけど![妖怪学校の先生はじめました!]」 (2018年9月24日 13時) (レス) id: fed23bc6dd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:詩零 | 作成日時:2018年6月23日 21時

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