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*27話* ページ27

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暑かった夏はあっという間に過ぎ去って

バイトが終わって外に出ると

ふわっと少しひんやりした空気が私を包んだ。






A「…ふぅ」






それからスマホを確認して

マップ機能を確認しながら辿り着いた居酒屋さん。



店員さんに案内された先に行くと

頰をポッと赤くした1人がこっちを振り向いた。






和也「あ、きた」

姫「Aちゃん〜!お疲れ〜」

A「お疲れ様です」






暖かく迎えてくれるみんなの雰囲気が大好き。

一気に疲れが吹っ飛んで

空いている潤くんの隣に座った。



座って飲み物を頼んで

ひと段落してから、キョロキョロ。






A「すごい賑わってますね」

和也「今日金曜だからでしょ」

A「あ、そっか。世間は華金」

ユリ「私達も来週から学校だよ〜」

潤「やめよう。その話はやめよう」

A「智さんは?」

姫「お手洗い行ったんだけど、なかなか帰ってこないね」

和也「寝てんじゃない?」






ふふふ、とみんなで笑っていると

ちょうど智さんが帰ってきて、なんだよおと言われた。



今日は雅紀さんがいない。サキさんも来ない。

翔さんも。

雅紀さんはバイトで、サキさんは先約が入ってて

翔さんは長期のインターンに行っているらしい。



いなくてホッとしたような。

でも寂しいような。変な感じ。

いたらいたで、好きだと実感してしまって罪悪感が湧いてしまうのに。



いつからなんだろ。あの人を好きになっちゃったの。

いいな、って思ってた頃にはもう好きになっちゃってた気がする。



気になる人が、好きな人になる

その境界線がよくわかんない。

そもそも境界線なんてないのかもしれないな。



気になってるって自覚した時には

もう好きになっちゃってるのかもしれない。






潤「〜…って相葉さんが言ってて(笑)」

姫「何それ(笑)めっちゃ面白い(笑)」

和也「あの人そういうとこあるよね」

智「んっふふ」






やっぱり、枝豆を摘みながら他愛のない話をする

この人たちとの時間がすごく好き。

でも、あの人への気持ちもなくせる気もしない。




……サキさん、最近集まりに来ないな。




サキさんはどんな気持ちで、翔さんに告白したのかな。

この人達の輪に戻りづらくなっても、言わずにいられなかったのかな。




私にはそんな勇気はない。

この場所をなくしてしまうくらいなら

この気持ちは誰にも知られないように、隠しておくしかない。

*28話*→←*26話*



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設定タグ: , 櫻井翔 , 二宮和也   
作品ジャンル:恋愛
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爽歌。(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます!遅れてしまい申し訳ありません!恐らく気のせいではないかと( ̄∇ ̄)フフフッ…♪ 気がついて下さって嬉しいです(^^) (2019年7月16日 14時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 途中で「じゃなくて」が入ってるのは気の所為でしょうか?笑 (2019年7月13日 12時) (レス) id: d1c7014bf6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - たまきさん» たまきさんも読者の皆様も優しくて優しい世界で私わ幸せだなって思います(T_T)アリガタヤ〜 2章も立ち上げてみたので、よろしければ遊びに来てくださいっ♪ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 急に自分の名前が出てきたんでびっくりした笑私なら大丈夫よ〜(^^)もうこんなことやられたら好きが止まらなくなっちゃうね!ヒロインちゃん健気だから幸せになって欲しいです( ^ω^ )いつまでも待ってるから爽歌ちゃんのペースでね( ^ω^ ) (2018年10月17日 21時) (レス) id: b049bce828 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ゆり:)さん» ゆりさん、コメントありがとうございます(*゚∀゚*)!そうですねぇ、色々思わせぶりな男子たちですね(笑) 2章も立ち上げてみたので、是非いらして下さい(*´-`) (2018年10月17日 21時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爽歌。 | 作成日時:2018年8月16日 21時

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