＊18話＊ ページ18
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ふたりが買い出しから戻ってきてからというもの。
ふたりが何か会話をする度にさっきの話を思い出して、顔が緩んでしまうのを必死に抑えて
それを何度かニノに見られて笑われてを繰り返し。
リビングにお菓子を広げてお酒を飲んで
ダラダラと皆んなで夜遅くまでお喋りして
それがすごく、楽しくて仕方なかった。
酔ってるからふわふわ
眠気も襲ってきて、それでも寝たくなかったんだけど
みんな順番にパタパタ夢の中におちていってた。
私は何番目におちてしまったのか
よく覚えていない。
A「…っんん…」
気がつくとリビングの横のスペースにいて
ふわふわと柔らかな布団の上。誰かが運んでくれたのかも。
背中に僅かな熱を感じて
むくっ…と起き上がって確認すると
ニノがムニャムニャと眠っていた。
…よくある顔文字の
(´ω`)←こんな口の形してる。
可愛い寝顔。あざとい。
…ガタッ
A「？」
起こさないように布団から出ると
玄関の方から何か物音が聞こえた。
なんだろう。
ひょこっと覗いてみると
ドアから出て行く、後ろ姿。
それを見て
何故か、無性に追いかけたくなったんだ。
寝起きだから頭はあまり回らなかった。
リビングに転がってる人の体を踏まないようにしながら
開いたドアがバタンと閉まる前に、そのドアに手をかけた。
A「翔さん」
外をキョロキョロと見渡したら、すぐに見つけた。
もう歩き始めてたその後ろ姿に声をかけると
ピタッと足を止めてこっちを振り向く。
翔「あれ。生き残りがいた(笑)」
A「生き残り？(笑)」
翔「みんな寝てると思ってたから」
A「さっき起きたんです。そしたら、出て行く翔さんが見えて」
翔「そっか」
そりゃ起こして申し訳ない、って呟いた後
ふあぁって欠伸をして
それがうつって、私もふあぁって欠伸。
ふふふって二人で笑い合う。
A「何処行くんですか？」
翔「…うーん。内緒」
A「え…( ´•ω•` )」
翔「ははっ顔！(笑) ごめんて。ついといで？」
そう言って翔さんが歩くのは
まだ夜明け前の薄暗い道。
寝癖も何も、直さずにきちゃったと
今更ながら気づいて、ササッと手櫛で髪をといた。
少しして振り返ってくれて止まってくれたから
待たせちゃいけないと、小走りで隣につくと
小動物みたい、と翔さんが笑った。
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爽歌。(プロフ) - みーなさん» コメントありがとうございます！遅れてしまい申し訳ありません！恐らく気のせいではないかと(￣∇￣)ﾌﾌﾌｯ…♪ 気がついて下さって嬉しいです(^^) (2019年7月16日 14時) (
レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
みーな(プロフ) - 途中で「じゃなくて」が入ってるのは気の所為でしょうか？笑 (2019年7月13日 12時) (レス) id: d1c7014bf6 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - たまきさん» たまきさんも読者の皆様も優しくて優しい世界で私わ幸せだなって思います(Ｔ＿Ｔ)ｱﾘｶﾞﾀﾔ〜 2章も立ち上げてみたので、よろしければ遊びに来てくださいっ♪ (2018年10月23日 14時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
たまき(プロフ) - 急に自分の名前が出てきたんでびっくりした笑私なら大丈夫よ〜(^^)もうこんなことやられたら好きが止まらなくなっちゃうね！ヒロインちゃん健気だから幸せになって欲しいです( ^ω^ )いつまでも待ってるから爽歌ちゃんのペースでね( ^ω^ ) (2018年10月17日 21時) (レス) id: b049bce828 (このIDを非表示/違反報告)
爽歌。(プロフ) - ゆり:)さん» ゆりさん、コメントありがとうございます(*ﾟ∀ﾟ*)！そうですねぇ、色々思わせぶりな男子たちですね(笑) 2章も立ち上げてみたので、是非いらして下さい(*´-`) (2018年10月17日 21時) (レス) id: 1b1d416676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：爽歌。
| 作成日時：2018年8月16日 21時
