五 ページ6
土方side
近藤「…………」
沖田「…………」
部屋の中は静まり返っていた
_____10分前
山崎「たッ、只今戻りました!」
近藤「おぉ、遅かったな!雨宿りでもして…た…のか………」
沖田「遅いですぜ、土方さ……ん……」
「「「「ギィヤァァァァァ!!!」」」」
まぁ…血塗れのバケモンを、自分とこの副長が抱えてきたんだ
真選組全員が一斉に絶叫したのは言うまでもなかった
唯一まともな判断が出来る山崎に布団を敷かせてそこに寝かせ、包帯や薬などで応急処置をした
当然のように、誰も喋らなかった
あの総悟でさえだ
近藤「…………トシ……この子は?」
そんな中で、なんとか声の震えを抑えて言葉を発したのは近藤さんだった
土方「雨宿り中に見つけて拾ってきた」
近藤「いや、そんな捨て猫拾ってきた子供みたいなこと言わないで!?てかこの子生きてる!?既に手後れなんじゃねーの!?」
土方「安心しろ近藤さん。コイツ、倒れる前まで歩いてたからよ」
近藤「歩いてたぁ!?!?」
何もかも分かってねぇ、残っていたメンバーに全て説明した
_____そして現在に至る
沖田「……土方さん、コイツぁ、拾ってきちゃいけないやつなんじゃねぇですかぃ?」
珍しく静かだった総悟が、小さな声で呟いた
確かにそうかもしれねぇ
でも俺は、「助けてやりてぇ」と思っちまったんだ
コイツの元気な姿を見てみたい
コイツの声を聞いてみたい
コイツの笑った顔が見てみたい
土方「……俺たちは真選組だ。少しでも息がある怪我人をおいて行けるか」
沖田「そういう問題じゃねぇでしょう!!」
近藤「そ、総悟…あんまり大きな声は出さない方が……」
土方「落ち着け総悟」
沖田「落ち着けるわけねぇでしょう。こんな傷だらけなのに歩いてた?ただのバケモンじゃねぇですか。コイツは怪我「人」じゃねぇ。バケモンだ。やっぱ放っとくべきだったんでさぁ……」
土方「…………」
総悟は一通り毒を吐き終えると、また黙った
いつもなら掴みかかったりしてたんだろうが、生憎今日はそんな気が起きなかった
山崎「副長、手当て終わりました………まぁすぐに血滲んじゃうんですけどね…」
土方「ああ、悪ぃな。それと、なんか食いやすいモン作ってくれ。粥とか」
山崎「はい!!」
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黒鴉(プロフ) - 遅れてしまい申し訳ありません。有難うございます、どうか首をキリンより長くして待っていてください。どうにかそれに見会う作品になるよう頑張ります! (2020年7月7日 19時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
就村 隆成(プロフ) - 続き楽しみにしてますね〜 (2020年6月10日 23時) (レス) id: 67a11675bd (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - みづきさん» 返信が遅くなってしまい申し訳ありません……。素晴らしいなんてそんな…駄作ではございますが、これからも宜しくお願い致します! (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
kansei(プロフ) - 亜蘭さん» 遅くなってしまい申し訳ありません……。ですよね、真選組全員カッコいいですよね!これからも応援宜しくお願い致します (2019年10月4日 17時) (レス) id: 30a687a706 (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - なんなんですかこの素晴らしい作品は…。続き気になります!頑張ってください! (2019年9月30日 18時) (レス) id: 05a7ae8b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒鴉 | 作成日時:2019年6月10日 12時