【銀魂】鬼と鬼神【土方十四郎】

二十 ページ22

土方side





土方「…本当にテメェが殺ったのか？」




A「……うん」





Aの証言を聞いて、俺もその場に居た奴らも全員、Aが殺ったわけではない、もしくは、この証言は嘘だ、と思ってしまった





A「…………何故驚くか分からない。たったの百人なのに」




土方「いやいやいやいやいや！全ｯ然、たったのじゃねぇからな！？」




A「………確かに、殺した人数を、たったのと言ったのは人間的には駄目なのかもしれないけど…」





違うそうじゃない





A「……鬼神からすれば、人間の百人や千人、大した人数じゃないというか、造作もないというか……」





だから違うそうじゃない





土方「あのな……？確かに殺された人数もスゲェが、それ以前に、テメェ、どのくらいの期間で百人殺った？」




A「……？…一ヶ月」




土方「可笑しいだろ！？」




A「……？あ、なるほど……鬼族が滅ぼされたのは数百年前だけど、そこから修行して、復讐は一ヶ月前から始めた」




土方「別に、鬼族が滅んでからの月日と、百人殺った期間との辻褄が合わないことを指摘してるわけじゃねぇよ！！」





証言をまとめると、
・人間を殺し回ってたのは一ヶ月前から
・人数は約百人
・当たり前だが全てを一人でやった
・殺した人間は、全員、何らかの形で鬼族殺しに関わっていた人
・傷だらけなのは一昨日ぐらいに誰かに襲われたから






怖ぇよ！！！






マジの復讐鬼じゃねぇか！！







……いや、鬼神だからそうなのか？









つか、その鬼神をあそこまでボロボロにしたって、なんつー奴だよ









じゃねぇ！





土方「もう一度、最後に聞く。……殺ったのはテメェか？」




A「……うん」ｺｸ




土方「……そうか…あ、もう一つ聞いていいか？」




A「……？いいけど」




土方「鬼族殺しがあったのは数百年前なんだろ？なのに、何でその当事者がまだ生きてんだ？もうとっくに寿命で…」




A「……ああ…やっぱり気になるんだ……それこそが…たとえ数百年経とうが生きていることこそが、人間どもの目的だった。鬼族の血には……









寿命をに伸ばす性質があるから」

二十一→←十九

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す