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流星side.


ぼーっとしたまま家に帰ってベッドに飛び込んだ。


大西「どういうこと、...」



じゃあ、前の撮影でぼーっとしてたのは何?


あの時自分がしていたことを思い出す。


大西「...きょろちゃん、か」


確かあの時はきょろちゃんと話してたはず。

漫画がどうとか...


大西「考えれば考えるほどわからん...」


誰かに相談したい、って思ってパッと思いついたのが廉くんやった。


...廉くんなら、大ちゃんも話してるかな


3コールで出えへんかったらやめよ。


そう思って”発信”ボタンを押した。



大西「...お願い」

永瀬「もしもし?」



廉くんはわずか1コールで出た。


永瀬「大西さん、?」

大西「廉、くん...」

永瀬「え、泣いてるん?...ちょ、どしたん」


廉くんの声にほっとして、思わず涙が流れた。


大西「...いちゃん、」

永瀬「え?」

大西「大ちゃん、...」

永瀬「あ〜、...大吾な、何があったん?」


泣きながらのスローペースな話を廉くんはゆっくり聞いてくれた。


永瀬「なるほどなあ、...ってまあだいたい察しついてたけど」

大西「廉くんは、やっぱり知ってたん...?」

永瀬「んー、まあ、...でさ、大西さんはキスされてどうやったん?」

大西「どう、...?」


キスされて...どう思ったか、?


大西「分からへん、...」

永瀬「今までと同じ感じした?」

大西「ううん、...今までとは違う感じ、」

永瀬「ドキドキした?」

大西「...わからへん、」


思い返してみても、やっぱり分からへん。


永瀬「ごめん、焦らせてしもた?...うーん、今は多分まだパニックになっとるんやろ、」

永瀬「落ち着いて考えてみ、たぶん少しは答え出てくるやろ...また、連絡して?」

大西「うん、...考えてみる、」


そう言って電話を切った。



明日も、仕事やけど...大丈夫かな

不安を抱えながら眠りについた。

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作者名:merrr | 作者ホームページ:http://twitter.com/merrr_mo_so_hs">Twitter</a>)...  
作成日時:2018年11月26日 22時

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