いつか、その日まで。 (ページ34)

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正門said.

正門「...どうする？もう帰った方がええよな？」

西畑「せやなあ、...おおにっちゃんの家親御さんいてはるんかな」

正門「どうやろ、とりあえず大吾んち行けば？」

そう言うと大吾は「そっか、」と言いながら少し嬉しそうやった

最初はどうなるんやろと思ってたこの二人。

上手いこといっててよかったなあ...

正門「じゃあ俺、荷物取ってくるわ」

西畑「了解～」

部屋を出て楽屋まで戻るとわあっと熱気が。

みんなが一斉に話しかけてくるから、聞こえるもんも聞こえん

正門「...ちょ、ちょ、！！一斉に喋らんとってください！」

藤原「とりあえず、...流星は？」

正門「ちょっと、熱あるっぽくて」

と言うと「は？！熱？！！！」とまたまた騒がしくなる。

さすが、関西Jrやな、としみじみ。

室「ちょいちょい、騒がしいから。...で、今は？」

正門「大吾がついてて、別の部屋で寝てます。荷物だけ取りに来たんですけど...」

大橋「あ～、荷物多いし、俺も行くわ」

室「じゃ、お大事にって言うといて」

正門「了解です、お先失礼します～」

じゃあな～と口々に言うみんなに別れを告げてはっすんと二人で歩き出す

大橋「大ちゃんと流星か～、」

正門「はっすんの割には茶化したりしやんねんな」

大橋「失礼な！...いやー、なんか、そんなんしたらあかんかなーって」

正門「真面目、珍しいな」

大橋「えー？だってちょっと付き合うとか俺わからんし！大ちゃんたちは余計なんか、あんま言うたらあかんかなって」

...はっすんも色々考えてんねんな～

正門「あ、ここここ」

大橋「やっほー」

西畑「あ、はっすん？」

大橋「そー、流星大丈夫かなーって思って」

西畑「ちょいしんどそうやけど、普通の風邪ちゃう？多分」

チラッと大西さんの手元を見るとまだ大吾の上着を握ってた

大橋「...なんか、上手く言ってんねんなあ」

西畑「...ん？」

大橋「あ！いや、あのー、ほら、...男同士やん？俺初めて2人のこと知った時さ、正直大丈夫なんかなーって思っててん」

遠慮がちにはっすんはそう言った。

大橋「だから、...なんて言うの？俺の思ってたより普通っていうか...」

西畑「ふふっ、そんな慌てんでも」

正門「正直俺もそんなんやったし、さっき同じこと考えてたわ」

大橋「ほんま？！...よかった～」

みんな思っとることは一緒なんや

まあ、大吾と大西さんなら、そんな心配要らなさそうやな