完璧なんです。【うらさか】

６話 ページ8

貴女side




色々とつっこみたいことはある

特に絡むことなんてなかったのになぜ私のことが好きなのか

てか、あのひとり言聞こえたのか。

抱きしめられたのよりそっちの方が恥ずかしいんだけど




でも


確かにうらた君の『好き』は私の心に響いた





貴「えと…なんて反応したらいいか分からないんだけど…ありがと。」




浦「で？！返事は？！俺、Aのことが大好きで普段どう接すればいいのか分かんなくて！嫌われたかもしれない…でも！俺はめちゃくちゃ大好きだから！Aは？俺のこと嫌い…？」



早口で不安を口に出すうらた君にますますどう反応すればいいか分からなくなる



貴「えーっと、好きかどうかはもうちょっと時間置かないと分かんないけど…」



嬉しいのか口角が上がっている


貴「でも…好きって言ってくれたのうらた君が初めてですっごい嬉しかった！」




ぱあっとうらた君の表情が明るくなる

チャラくて苦手な人って思ってたけど案外かわいいところあるんだな



浦「俺が…初めて…」


私が言った一部の言葉を復唱する

するとうらた君は急に顔を近づけてきて




浦「じゃあ、なんでも俺がAの初めて貰っていいんだよね？」


と耳元でささやいた








何か火がついちゃった…

え、何かヤンデレ、、とかじゃないよね

…何かうらた君に好かれるような事したっけ

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